NTTドコモは、タブレットやモバイルWi-Fiルーター向けに提供している「データプラス」のペア回線に「ahamo」を追加した。10月12日の発表時点で既に申し込みが行える。これにより、ahamoのデータ容量を無駄なく他の回線とシェアできるという。
データプラスは、契約中のデータ容量をタブレットやモバイルWi-Fiルーターなどの2台目機種とシェアできる、月額1100円(税込み、以下同)の料金プランだ。これまではメインがドコモプラン、サブもドコモプランである必要があったが、同日以降、メインをahamoにしてそのデータ容量を2台目の機種とシェアできるようになった。一方でデータプラスを単独で契約できない点や、データプラスで音声通話ができない点はこれまでと変わらない。
なお、「データプラス(2019年9月30日以前に契約)」の定期契約なしプランで、ahamoと他回線のペア設定を行う場合は、月額2750円となる。また、ペアとなる回線で「大盛りオプション(月額4950円/100GB)」を契約する場合、データプラスでの利用可能データ容量が30GBとなる。利用可能なデータ量を超過した場合は、通信速度が送受信時最大1Mbpsに制限される。
組み合わせが可能な回線数はahamo1回線につきデータプラス1回線となる。ahamoと別の端末をペアで使う場合、dアカウントを取得した個人で契約する必要がある。2台目の機種が5G対応機種の場合は「5Gデータプラス」、4G対応機種の場合は「データプラス」をを利用できる。
ahamoは、ドコモが2021年3月から提供している、音声通話付きのプラン。提供開始当初は、契約などの手続きやサポートがオンラインに限定されていたが、2023年現在は3300円の追加料金を支払えば、店頭でも申し込みや各種手続きに関するサポートを受けられる。基本的な月間データ容量は20GBだが、大盛りオプションにより80GB分を毎月追加でき、トータルで100GBを利用できることになる。海外91の国と地域でも追加料金不要で利用できる点も売りとなっている。
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