中国Tecnoの縦折りスマホ「PHANTOM V Flip」を「Galaxy Z Flip5」と比べてみた山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2023年10月18日 13時02分 公開
[山根康宏ITmedia]

 新たな縦折り型のスマートフォン「PHANTOM V Flip」が中国Tecno(テクノ)から発表されました。新興メーカーに強い同社ですが、2月発表の横折モデル「PHANTOM V」に続き、今度はスタイリッシュな縦折モデルを出してきたのです。そこでサムスンの「Galaxy Z Flip5」と比べてみました。

PHANTOM V Flip Tecnoの縦折スマホ「PHANTOM V Flip」

 まずは閉じた状態で比較。両者の大きさはほぼ同等です。PHANTOM V Flipは外側に円形の1.32型ディスプレイを搭載。通知などを表示できます。一方、Galaxy Z Flip5は閉じたままでも操作できる3.4型ディスプレイを搭載しています。両者で機能は大きく異なりますが、PHANTOM V Flipの円形デザインも悪くありません。なお、カメラはPHANTOM V Flipが6400万画素+1300万画素で、Galaxy Z Flip5の1200万画素×2より高性能です。

PHANTOM V Flip PHANTOM V FlipとGalaxy Z Flip5。デザインは大きく異なる

 側面から見ると、どちらもヒンジに隙間のない構造です。

PHANTOM V Flip PHANTOM V FlipとGalaxy Z Flip5

 本体仕上げはPHANTOM V Flipがビーガンレザー、Galaxy Z Flip5はガラス仕上げ。どちらも明るい色のモデルを選びましたが、女性にも受けるライトな色合いは好感が持てます。

PHANTOM V Flip 表面の仕上げはかなり異なる

 ヒンジの外の部分はPHANTOM V Flipがマット、Galaxy Z Flip5が光沢です。TecnoはPHANTOMシリーズをハイエンドモデルとして展開しているので、ヒンジ部分にはメーカー名ではなくブランド名を入れています。

PHANTOM V Flip ヒンジ表面の仕上げも両者対照的だ

 ヒンジの開閉はPHANTOM V Flipの方がGalaxy Z Flip5よりやや硬めという印象でした。Galaxy Z Flip5は閉じた状態から片手で開けますが、PHANTOM V Flipは両手を使った方がよさそう。なお、PHANTOM V Flipのヒンジを固定できる角度は30度から150度です。

PHANTOM V Flip ヒンジの動きはPHANTOM V Flipの方がやや硬い

 開いたときのディスプレイサイズはPHANTOM V Flipが6.9型、Galaxy Z Flip5が6.7型。差はあまりありません。ヒンジ部分の折り目はPHANTOM V Flipの方が目立ちにくいように思います。

PHANTOM V Flip 開いてみると大きさの差はほとんどない

 開いた状態で背面から見ると、やはり円形カメラのPHANTOM V Flipの方が目立ちます。実用性を考えるとGalaxy Z Flip5のような大画面がいいのですが、PHANTOM V FlipはTecnoのファッション端末として新興国に売り込みますから、外観で大きな特徴がある方が受けるでしょう。

PHANTOM V Flip 開いた状態の背面はかなり異なるイメージ

 PHANTOM V Flipは約600ドル(9万円弱)で販売されます。縦折スマートフォンとしても価格は安く、デザインと質感、そして性能もいいことから、新興国では「あこがれの端末」として人気になりそうです。日本発売予定はありませんが、こんなデザインの縦折スマートフォンもぜひ使ってみたいものです。

PHANTOM V Flip 10万円を切る価格でヒット製品になりそう

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