auが「Xiaomi 13T」とチューナーレスの「Xiaomi TV A Pro」を採用したワケ ファンイベントで語られた2社の戦略(3/3 ページ)

» 2023年11月22日 06時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
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auに取り扱ってほしいXiaomi製品

 続くテーマ「auに取り扱ってほしいXiaomi製品」の中では価格帯について言及された。安達氏は参加者に「どのようなレンジのモデルがあるといいか」を問うと、「Snapdragon 8は値上がりしてしまっているし、ミッドハイのSnapdragon 7クラスのモデルがもう少し増えるといい」との要望が参加者から挙がった。他に「もう少し女性受けするようなシリーズを投入するのもアリなのではないだろうか」という意見も出た。

 また、「SIMフリーの選択肢がもっと増えてもいい」という意見に対し、「女性はそもそもSIMフリーモデルを最初から選ぶ傾向にないのではないか」との反論も見られた。

 「折りたたみスマートフォンのGalaxy Z Flipシリーズを持つ女性を最近街で見かけるようになった」との声が出ると、話題は一気に折りたたみスマートフォンに移る。安達氏は「撮影はNG」としながらも、「自己管理するXiaomiの折りたたみ端末(開発機)」を特別に披露。それに続けて「auさんでわれわれの折りたたみスマートフォン、Xiaomi MIX Fold 3を取り扱う気はないか」とアピール。林氏は「まずは需要がどれだけあるのかを把握しないと……」と述べるにとどめた。

XiaomiJapan シャオミ 13T TV テレビ KDDI パーソナル企画統括本部 プロダクト企画部 林氏

Miファンが利用する通信回線 複数回線は当たり前?

 本イベントがKDDIとXiaomi、初のコラボレーションであることから、安達氏は参加者に「どこの会社の回線を使っているか」聞いた。質問の意図について、安達氏は「Xiaomiだけのイベントなら、端末の話題だけでいいはずだが、せっかくKDDIさんと開催するので、ネットワークについて皆さんに質問したり、会話したりしたい」との考えを述べた。

 質問は「au系の回線を使う人は?」から始まり、何人も挙手したところで会場が沸いたが、「ドコモ系、ソフトバンク系、楽天モバイル系は……?」と続くと、必要に応じて何社かを使い分ける参加者が多くいた。複数回線を所有する人がほとんどだということが分かった。

 とある参加者が「au系とドコモ系は特に地下鉄や地下街を広くカバーされているような印象を受ける」と話すと、林氏は「ネットワーク系の人間ではないので、多くをお答えすることはできない」としつつも、「われわれとしてはお客さまからのフィードバックをもとに現場へ出向き、調整を行うことがある」と品質面をアピールした。

 また、「家のネットワークの管理をスマートフォンのアプリで行えるといい。Xiaomiとしてそのような製品を日本で発売してほしい」「POCOシリーズを実店舗でも販売してほしい」などの要望も。安達氏は「コストパフォーマンスのいい端末ならPOCOでなくても、他のシリーズでもカバーできる」と回答。「日本に持ってくるコストに対して、どれくらいの数を販売できるのか、も重視していかないといけない」とし、「日本のECサイトでスマートフォンが買いやすくなれば、どんどんXiaomiの端末を日本で販売しやすくなる」との持論を述べた。

Xiaomi クイズ大会

 安達氏はクイズ大会の第2弾を実施することを宣言。クイズに正解した人に「Xiaomi Pad 6」を贈呈することを発表した。

XiaomiJapan シャオミ 13T TV テレビ クイズ大会も行われた
XiaomiJapan シャオミ 13T TV テレビ auに関する問いもあった

 お題は「auサポート公式キャラクターは?」「auのブランドスローガンは?」「KDDIで最初に取り扱ったXiaomi製品は?」「Xiaomi 13Tのメドウグリーンの意味は?」など。Xiaomiやauに詳しい人が集まったことから、なかなか決着がつかず、安達氏はじゃんけんで勝者を決めることに。好成績の男性にXiaomi Pad 6が手渡されると、会場は拍手で沸いた。

 その他の人にもスタッフからノベルティとして「スマホストラップ」「au×Xiaomiコラボチョコ」「au三太郎グッズ」「Xiaomi ボールペン」が手渡された。

 本イベントの最後に安達氏はポップアップのスペースの告知を行った。「Xiaomi Japanオフィスのツアーを企画できれば」と話し、熱気にあふれたイベントを締めくくった。

XiaomiJapan シャオミ 13T TV テレビ 集合写真
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