スマホの低速通信はどこまで使える? 1Mbps/300kbps/200kbpsで検証してみたスマホ料金プランの選び方(2/2 ページ)

» 2024年01月09日 11時43分 公開
[シムラボITmedia]
前のページへ 1|2       

Webブラウジング:テキストの表示に5秒ほどかかる

 続いてはGoogle ChromeでYahoo! JAPANのトップページが開くまでの時間を計測しました。都度キャッシュを削除し、それぞれ3回ずつ計測してします。

低速通信 1Mbpsでもかなりストレスで、テキストの表示にも5秒以上かかった。ページ遷移のたびに5秒かかるとすると、低速でWebブラウジングは無理だと感じた

 1Mbpsの場合、Yahoo! JAPANは10秒前後で表示されました。まず5秒ほどでテキストコンテンツが表示され、続いて画像、最後に広告バナーという順でした。ただ、Webブラウジングの場合、多くは次から次へとページを遷移する場合が多いでしょう。テキストコンテンツさえ表示されればある程度の内容はつかめるものの、それにも5秒かかると考えると、個人的には1Mbpsでもかなりつらいと感じました。

 最大300kbpsと200kbpsでは、Webブラウジングはかなり難しいです。Yahoo! JAPANトップページのテキスト部分の表示にも10秒以上かかるため、実用的ではありません。Webブラウジングは諦めた方がいいでしょう。

LINE(トーク、音声通話、ビデオ通話):音声通話は快適だがビデオ通話は厳しい

 続いてはLINEアプリの使い勝手です。

低速通信 200kbpsでもメッセージや音声通話は問題ないが、ビデオ通話は1Mbpsでも難しかった

 どの場合でも、メッセージ、スタンプや画像のやりとりは全く問題ありません。試しに最大200kbpsの端末で1.9MBの画像を送受信してみましたが、すぐに届きました。ただし画像の詳細表示には10秒ほどかかりました。

 音声通話も快適に使えますが、ビデオ通話は最大1Mbpsでも使えないと感じました。通話は問題なくできるものの、ビデオの表示はカクカクで、ビデオというより3秒ごとに画像が更新される紙芝居のような感じでした。相手方の様子は確認できますが、ビデオ通話というには程遠い状況です。最大300kbpsや200kbpsだと、最初に表示された通話相手の静止画が最後まで更新されることはありませんでした。低速状態でも音声通話は問題ありませんが、ビデオ通話は諦めましょう。

Amazon Music:1Mbpsなら問題なく利用できる

 続いては音楽ストリーミングの視聴です。今回はAmazon Musicの標準音質で検証しました。

低速通信 1Mbpsなら快適。300kbps/200kbpsは再生開始まで少し遅いが、再生開始後は快適に視聴できる

 最大1Mbpsの場合、全く問題ありません。アプリ起動後すぐにCDジャケットやサムネイルの画像が表示され、タップするとすぐに再生が開始しました。筆者はほぼ毎日Wi-Fi環境下でAmazon Musicを聞いていますが、そのときとほとんど変わらない体感速度です。

 最大300kbps/200kbpsの場合、アプリ起動後にCDジャケットやサムネイルが表示されるまで30秒以上かかりました。また、再生ボタンを押してから再生開始までも10秒ほどのタイムラグがありました。ただし再生開始後は止まることはなく、次の曲に移る際もタイムラグはありませんでした。流れ出すまで少し我慢すれば、あとは快適でしょう。

radiko:1Mbpsなら問題なく利用できる

 ラジオ視聴アプリ「radiko(ラジコ)」でも検証しました。

低速通信 1Mbpsは快適。300kbps/200kbpsは再生開始までかなり遅いが、その後は快適に視聴できる

 最大1Mbpsでは快適に視聴できました。radikoアプリのトップ画面は画像が多いもののすぐに表示され、再生ボタンを押すとすぐに再生が開始しました。

 一方、最大300kbpsや200kbpsは再生開始までに2分以上かかったり、散々待ったりした揚げ句、エラーになることも多々ありました。再生が開始すればあとは快適なのですが、そこまでがやや面倒です。

低速通信 300kbps/200kbpsだとなかなか再生が開始せず、エラーも頻発。再生開始までは高速通信やWi-Fiを使うのがよさそうだ

 いろいろ試したところ、再生が始まるまでは高速状態(節約モードオフ)にしておき、再生が開始したら低速に切り替えることでスムーズに視聴できました。容量超過による低速時も、再生開始まではWi-Fiを使い、開始したらモバイルデータ通信に切り替える、といった方法なら回避できます。再生開始後は低速でも止まることなく視聴できるので、なんとか再生開始までこぎつければあとは安心です。

 以上、低速通信でできること/できないことの検証でした。音楽ストリーミングやラジオ視聴は低速モードでも十分楽しめます。画質にこだわらなければYouTubeも視聴できるでしょう。低速通信を活用してうまく容量を節約してください。

著者プロフィール

シムラボ

LINEMO

 「シムラボ」は、スマホ料金や端末に関するお役立ち情報を発信する個人サイトです。Y!mobileに乗り換えたことをきっかけに格安SIMのよさに気付き、今では主要な格安SIMは全て契約してレビューしています。モットーは「自分に合うものを、より安く」。


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  3. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  4. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  5. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  6. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  7. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  8. Qualcommのウェアラブル新チップが「Elite」を冠する理由 最新モデム「X105」は衛星通信100Mbpsへ (2026年03月11日)
  9. 【無印良品】ウエストポーチもになる「スリングバッグ」が3990円に値下げ中 植物由来の原料を使用 (2026年03月11日)
  10. 「えっ、地震?」──LINEが安否確認テスト 1日限定で 「紛らわしい」との声も (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年