ソフトバンクは2月19日、Y!mobile初の折りたたみスマートフォン「Libero Flip」を発表した。Y!mobileオンラインショップ価格は6万3000円(税込み、以下同)で、国内MNOとして29日から独占販売する。
折りたたみスマートフォンは2024年現在、大きく2つのタイプに分かれる。1つは横向きで使うタイプ。開くとタブレット大になる製品がほとんどだ。もう1つは縦折りタイプ。開けば一般的なスマートフォンのような画面サイズになり、閉じればコンパクトになる。
Y!mobile初の折りたたみスマートフォンLibero Flipは縦折りタイプ。ZTEが製造する。他社も同じ縦折りタイプのスマートフォンを販売しているが、一括価格は10万〜16万円ほどと高価。一方、Libero Flipは一括価格が6万3000円と破格。新規契約、またはMNPで乗り換えて、料金プラン「シンプル2 M/L」に加入した場合、端末代金から2万3200円が割り引かれ、3万9800円で購入できる。
インナーディスプレイは約6.9型で、アウトディスプレイは約1.43型かつ丸形となる。ニュースリリースでは詳しい丸形ディスプレイの操作方法は明かされていないが、折りたたんだ状態でも着信を受けたり、通知を確認したりできるという。
アウトカメラは約5000万画素と約200万画素の2眼構成。インナーディスプレイの上部にあるインカメラは約1600万画素の単眼だ。折りたためる構造を生かし、本体をくの字型に折り曲げて自立させ、スタンドや三脚なしで撮影することが可能だ。カメラに向かって手を振ると、シャッターが切られるため、ハンズフリーで自分撮りができる。
モバイルFeliCaにも対応しており、おサイフケータイでSuicaやPASMOなどのサービスを管理・利用できる。
OSはAndroid 13をプリインストールする。プロセッサはQualcommの「Snapdragon 7 Gen 1」を搭載し、6GBのメモリと128GBの内蔵ストレージを備える。IP42の防塵(じん)・防滴性能を有している。SIMはeSIMとnanoSIMに対応する。
容量が4310mAhの内蔵バッテリーはQuick Charge 4+とPD 3.0に対応しており、33Wの急速充電が可能だ。
ボディーサイズは、開いた状態で約76(幅)×170(高さ)×7.3(厚さ)mm、閉じた状態で約76(幅)×88(高さ)×15.5(厚さ)mmとなる。重量は約214gだ。
また、詐欺・迷惑電話対策機能として電話録音機能を搭載。通話中に「録音」ボタンをタッチすると、発信者に対して通話録音を行うアナウンスで警告するとともに録音が開始される。その他、アプリやアイコンなどをタップしやすいように大きく表示させたり、よく使う電話番号をショートカットに設定したりできるシンプルモードを搭載する。
Libero Flipの発売に伴い、折りたたみスマートフォン専用のアフターサービスは新たに用意されていないが、Libero Flipでは保証サービス「故障安心パックプラス(月額759円)」を利用できる。
本サービスは購入時に申し込む必要がある。購入後は申し込めないので注意したい。
本サービスに含まれる「故障交換サービス」を利用すると、自然故障や外装破損、全損などの際、新品の同一機種に交換できる。利用した場合の負担額は機種によって異なるが、Libero Flipは1万3750円となっている。
ZTEジャパンは、Libero Flipの発売に合わせて、「Libero Flip専用ケース プレゼントキャンペーン」を実施。Libero FlipをY!mobileで購入して専用ページから応募すると、2000種類以上のデザインの中から好きなリング付き専用ケースを無料でプレゼントする。
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