香港に拠点を置く調査会社Counterpoint Reserachは2月21日(現地時間)、2023年に世界で最も売れたスマートフォンの上位10モデルを発表した。米AppleのiPhoneシリーズが上位7位までを占め、残り10位までは韓国SamsungのGalaxyシリーズだった。
Appleによる上位7位までの独占はこれが初。上位10モデルの合計市場シェアは、2022年の19%から1ポイント増の20%で、これも過去最高という。
最も売れたモデルは2022年9月発表の「iPhone 14」。その販売先の半分を米国と中国が占めた。最新モデルの「iPhone 15」シリーズでは、ハイエンドの「iPhone 15 Pro Max」が5位で最も上位だった。
4位に入った「iPhone 13」は2021年9月発表の比較的古いモデルだが、日本ではキャリアのプロモーションで古いiPhoneの販売が促進されたため、前年比2桁の販売台数増加になった。
Counterpointは、2024年のベストセラートップ10では、トップ10モデルがスマートフォン全体に占める割合はさらに大きくなると予想する。また、中国ブランドもランクインする可能性があるとしている。
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