KDDI、サポート対応に生成AIを導入 LINEアカウント「auサポート」で

» 2024年03月07日 10時55分 公開
[ITmedia]

 KDDIは3月7日、商品やサービスの問い合わせに対応するLINEアカウント「auサポート」に、生成AIを導入したと発表した。文章がまとまっていない長文による問い合わせや、短すぎる文章でも、意図を認識して返答できるという。

photo 問い合わせ対応の流れ

 ユーザーが入力した文章を生成AIで要約し、チャットbotが問い合わせの意図を正しく認識できるように整理する仕組み。短文すぎて情報が不足している場合は、生成AIがユーザーに再質問して会話を誘導する。

 従来型のチャットbotでは、問い合わせ全体の3割が内容を正しく認識できず、時間のかかる有人による対応に切り替える必要があったという。

 今後もチャットbotが問い合わせを解決できなかった場合、有人対応に切り替えるが、その際にはチャットbotとユーザー間で行われた会話を生成AIが要約して引き継ぐことで、担当者が問い合わせ内容をスムーズに把握できるようになる。

photo LINEのトーク画面から生成AIによる問い合わせ画面を開ける

 さらに担当者の研修にも生成AIを導入するなど、実際の応対に近い環境で問い合わせ対応のシミュレーションを実施しているという。

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