ソニーのイメージセンサー“STARVIS 2”を採用した高画質4Kドラレコ「70mai Dash Cam 4K A810」を試す(2/5 ページ)

» 2024年04月12日 11時30分 公開
[井上晃ITmedia]
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まずは気になる画質をチェック

 A810は前後2カメラ構成のドライブレコーダーだ。フロントは最大4K(3840x2160ピクセル)、リアは最大フルHD(1920x1080ピクセル)で、それぞれHDR撮影に対応している。まずは多くの人が気になるであろう、実際の画質について先に紹介しよう。以下は昼間と夜間で撮影したサンプル映像だ。YouTubeの画質設定を最高にして視聴することをおすすめする。

フロントカメラ(4K)

「Dash Cam 4K A810」昼間、フロントカメラ(4K)
「Dash Cam 4K A810」夜間、フロントカメラ(4K)

 ご覧の通り、かなり高精細な映像を記録できていることが分かる。ナンバープレートや遠くの看板の小さな文字なども読み取りやすく、記録映像として申し分ない。数世代前のフラグシップモデルのアクションカメラ並の映像が撮れているように思える。

 夜間の低光量環境においても、ノイズ感が非常に少なく鮮明に映し出せている。解像度が高いだけでなく、ノイズリダクションも優秀だといえるだろう。

photo 別車種に搭載した際にフロントカメラで撮影した画像をキャプチャーしてリサイズしたもの。シボ加工やアスファルトの表面が鮮明に見え、解像感の高さを感じた

リアカメラ(フルHD)

 続いてリアカメラだが、テストに使用した車両はリアウィンドウに透過率が数%代というかなり濃い目なフィルムを貼っている。カメラは内側に設置するため、酷な環境であることを留意いただきながらサンプル動画を確認してほしい。

photo テスト車両のリアウィンドウには、かなり濃いウィンドウフィルムを貼り付けている。外側からは車内が見えない状態だ
「Dash Cam 4K A810」昼間、リアカメラ(フルHD)※リアウィンドウに透過率数%のウィンドウフィルムがある状態(後続車ドライバーへの配慮で、中央にぼかし処理を施している)。
「Dash Cam 4K A810」夜間、リアカメラ(フルHD)※リアウィンドウに透過率数%のウィンドウフィルムがある状態

 濃いフィルムの内側、さらに解像度はフルHDに抑えられているが、映像が破綻することなく、特に夜間でもナンバープレートも読み取れる状態で録画できている。フィルムを装着している車両であっても、状況を記録するという意味では十分に使える映像だ。

photo 参考までに、別車種に設置したリアカメラで撮影した画像をキャプチャーしてリサイズしたもの。フロントのそれには劣るがこちらも十分高解像度だと感じた

 A810は動画を録画するだけでなく、GPSによる位置情報の記録や画像処理による車線逸脱、先行車発進といったアラートを出すADAS(先進運転支援システム)もサポートしている。別売の駐車監視向けケーブル「70mai Hardwire Kit+UP03」を併用すれば、駐車中のタイムラプス撮影や動体や衝撃検知による録画スタートといった機能も使える。

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2024年05月16日 更新
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