設置が完了したA810に対する操作はカメラ本体に備わったボタンで行えるが、Wi-Fi接続したスマートフォン向けアプリから行うのが手軽だ。
カメラ本体から操作する場合には、左から順に(1)前後カメラの切り替え、(2)手動での撮影開始、(3)撮影データのチェック、(4)設定――というならびになっている。
アプリは、App Store上で「70mai(Worldwide)」、Playストア上で「70mai」の名称で提供されている。今回はiOS版アプリを使用した。
短い時間で試用した範囲ではあるが、アプリがあることで、撮影データへのアクセスが容易になっており、ドライブレコーダーの設定項目も一覧で把握しやすく感じた。表示されるフォントが日本語フォントとして適切ではないのが惜しいが、使い勝手は悪くない。同製品の導入を検討する場合には、ぜひアプリの使用を前提に想定しておくと良いだろう。
なお、本稿では詳細を割愛したが、「ADAS設定」を有効にすると、走行中に車線から逸脱したときや、前の車両が発信したとき、ほかの車両が近くなりすぎているときなどに、ドライブレコーダーが通知してくれることもポイントだ。こうした付加的な機能もアプリから設定が可能なので、あわせて覚えておきたい。
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