デザインは黒地にゴールドのリンクを施しており、カメラの部分を強調するような見た目となっている。ホワイトは月の明かりにインスパイアされたデザインで、一見すると石のような見た目の背面が印象的だ。カメラの台座は光沢感はあるが、それ以外は光沢感がなく、指紋も目立ちづらい。
ディスプレイは1440×3200ピクセルの有機ELを搭載し、リフレッシュレートは1〜120Hzの可変式となっている。タッチサンプリングは最大2160Hz。最大輝度は4000ニトと業界最高水準で、屋外での視認性を確保。LTPOのCBディスプレイパネルの搭載で、高光効率と低消費電力を実現したという。
テュフ ラインランドの低ブルーライト認証、フリッカーフリー認証、サーカディアン フレンドリー認証を取得済み。ディスプレイの輝度が0〜24ニトに設定されている場合にのみ、最大3840HzのPWM調光が有効になり、チラつきを軽減することで、目への負担を抑制できるとする。
プロセッサは「Snapdragon 8 Gen 2」を採用。「Snapdragon 8+ Gen 1」に比べて、CPUのパフォーマンスや電力効率が向上している他、GPUにより電力効率が35%アップしたという。Xiaomiが性能計測ツール「AnTuTu Benchmark」で計測した結果、「164万をオーバーした」(片山氏)とのことで、プロセッサに負荷のかかるゲームでも「快適にプレイできる」(同氏)という。
ゲームにおけるロード時間の短縮、高品質な画像処理出力、タッチや正確性の最適化を可能にする機能も利用できる。
さらに、冷却性能「LiquidCool Tecnology 4.0」を取り入れたこともポイント。単一方向に熱を逃がすことで、より効率的に冷却する。プロセッサに高い負荷のかかるRPGを30分実行した場合の結果は、アベレージFPSが「59.57という数値を維持できた」(片山氏)という。輝度400ニトでプレイをし続けた状態で、製品端末の表面の温度を計測したところ、「43.4度となった」(同氏)そうだ。
バッテリー容量は5000mAhで、9分で100%までの充電が可能だ。120Wで急速充電が可能な「ハイパーチャージ」と銘打つ技術により実現しているが、バッテリーの熱や寿命に関して47項目の保護項目を設けて、Xiaomiラボでのテストを行った。なお、急速充電は付属の充電器を利用する必要があることに加え、端末内の設定アプリから「充電速度のブースト」を有効にしておく必要がある。
ネットワークに関しても強化された。ハードウェアとしては、メタルフレームの通信のアンテナを改良したことで、アンテナのカバーエリアや、信号の最大強度が大幅に向上しているという。無線LAN規格はWi-Fi 7をサポートし、ストリーミングゲームを遅延なく快適にプレイできる点も売りとなっている。
プリインストールOSはAndroid 14ベースのXiaomi Hyper OSとなっている。
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