ここからはGalaxy Z Fold6のスペックがGalaxy Z Fold5からどのように進化したのかを説明する。
ボディーサイズは大きく変わった。展開時はGalaxy Z Fold6が約132.6(幅)×153.5(高さ)×5.6(厚さ)mm、Galaxy Z Fold5が約129.9(幅)×154.9(高さ)×6.1(厚さ)mmとなっている。Galaxy Z Fold6は幅が2.7mm増えたものの、高さは1.4mm低くなり、厚さは0.5mm薄くなった。
折りたたみ時はGalaxy Z Fold6が約68.1(幅)×153.5(高さ)×12.1(厚さ)mm、Galaxy Z Fold5が約67.1(幅)×154.9(高さ)×13.4(厚さ)mm。Galaxy Z Fold6は幅が1mm増えたが、高さは1.4mm低くなり、厚さは1.3mm薄くなった。
重量はGalaxy Z Fold5が約253gだったのに対し、Galaxy Z Fold6では239gと14g軽くなっている。
インナー(メイン)ディスプレイは約7.6型の有機ELを搭載。Galaxy Z Fold5と同じサイズだ。カバー(サブ)ディスプレイはGalaxy Z Fold5の約6.2型から0.1型大きくなった6.3型の有機ELを搭載する。
アウトカメラは約1200万画素の超広角、約5000万画素の広角、約1000万画素の望遠から成る3つのカメラを搭載する。「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」のISP(イメージ信号プロセッサ)のアルゴリズムにより、低照度環境で発生しがちなノイズを補正できるという。
バッテリー容量は4400mAh。ワイヤレス充電だけでなくワイヤレス給電にも対応する。放熱部品の一種であるベイパーチャンバーがGalaxy Z Fold5から約1.6倍大きくなり、冷却効果を高めている。耐久性については従来同様、IPX8等級の防水性能も確保している他、国内向けモデルはおサイフケータイ(モバイルFeliCa)に対応する。
メインメモリの容量は12GBとなっている。OSはAndroid 14をプリインストールしている。Galaxy S24シリーズと同様に7世代のOSアップデートと7年間のセキュリティ更新の提供を保証する。内閣府の消費動向調査(2023年3月実地調査結果)によると、スマートフォンやタブレットの平均使用年数が4.4年となっている。
Googleも「Pixel 8」シリーズで端末の長期的なサポートを打ち出し、OSアップデート、新機能提供(Feature Drops)、セキュリティ更新を最長7年間提供する。一方、折りたたみスマートフォンのPixel Foldは提供期間が最長5年となっている。実際に5年、7年使うかどうかはさておき、折りたたみスマートフォンにも長寿化の波が押し寄せた。
なお、記事内のスペックは国内向けSIMフリーモデルの情報となり、発表時点で通信事業者の取り扱いやスペック、価格の情報はない。これから検討する人は国内通信事業者による発表を待ってからでも遅くはない。
「Galaxy Z Fold5」がスペック以上に“変わった”と感じた理由 Z Fold4ユーザー視点で実機に触れた
「Galaxy Z Fold5」が日本上陸、ドコモとauが9月1日に発売 先代からの進化点を速攻チェック
Galaxy Z Fold4は買いか? Z Fold3ユーザーが感じた“見た目では分からない進化”
より“薄軽”で日光や熱に強くなった「Galaxy Z Fold5」登場 発熱対策も進化
法令改正で「Galaxy Z Fold5」の価格はどれくらい変わった? ドコモ、auの最安値【4月15日最新版】Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.