ドコモが売るスマートグラス「MiRZA」は誰向けか 「XREAL」との比較で分かったメリットと課題(2/2 ページ)

» 2024年09月11日 21時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
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ズバリ誰向けのグラス型デバイスなのか 2世代目は2025年内に発売へ

 MiRZAでできることがおおよそ分かったところで気になるのが、ズバリ誰向けのグラス型デバイスなのか? という点だ。

 堀氏は、「MiRZAをまずは法人や開発者に向けて訴求したい」と話す。ソリューションパートナーはXRAIを含む12社で、事業創出パートナーはENENと三越広島の2社にとどまる。ENENでは家具の配置のシミュレーションを、三越は商品の3D閲覧や遠隔接客で新たな購買体験につなげる想定だ。

 堀氏は、「私たちが想像する利用シーンを超えて、さまざまなシチュエーションでご活用いただけるように、パートナーの方々のみならず、多くの方々と連携しながら、さらに市場を開拓していきたい」と語る。

MiRZA グラス型 XR スマートグラス NTTコノキューデバイスは、MiRZAの利用シーン拡大に向けて、ソリューションパートナー、事業創出パートナーを増やしていく考えだ

 「そのため、親会社のNTTコノキューがパートナープログラムを立ち上げ、ソリューションを作ってもらえるようなベンダーの方や、MiRZAを事業に導入する企業をサポートしていく体制も作っていきたい」と堀氏は続ける。

MiRZA グラス型 XR スマートグラス パートナープログラムの立ち上げは、NTTコノキューデバイスの親会社であるNTTコノキューが実施する

 想定販路には、付け心地や秘めた可能性を訴求できそうな販路を選んだ。法人の窓口を持つNTTコミュニケーションズ、全国に実店舗を持つNTTドコモ、オンラインチャネルとしてドコモオンラインショップ、Amazonが含まれる。ドコモの家電製品などのレンタルサービスの「kikito(キキト)」でも取り扱う予定だ。

MiRZA グラス型 XR スマートグラス 販路の一覧。MiRZAは、法人向けの製品ではあるが、ドコモショップやAmazonなど、個人向けの販路もある

 NTTコノキューが東京・秋葉原に設けた「XR BASE」でも9月11日からMiRZAを体験できるようにした。13日からは補正レンズの主力パートナーであるアイメガネ南浦和店の一角にもXR体験コーナーを設けた。実体験できる場を増やす考えだ。

MiRZA グラス型 XR スマートグラス NTTコノキューデバイスは、パリミキやアイジャパンと連携し、視力補正用のレンズを一般的なメガネ販売店で調達できるようにする

 堀氏は、「まずは法人業務の効率化などでの利用が有力だと考えるが、2025年内のなるべく早いタイミングでMiRZAの2世代目を発売したい。初代が法人向けだとするならば、2世代目は個人向けに打ち出したい。より一般の人が手に取りやすい価格帯を目指し、ずっと装着してもらい、生活に溶け込むような商品としたい」と今後の展望を語った。

MiRZA グラス型 XR スマートグラス 法人向けのMiRZAの次は、個人向けのデバイスとなるようだ。発売は2025年内となる予定
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