「AQUOS sense9」はココが進化した 選べる6色の「ちょっとアガる、どまんなかスマホ」を実機で確認(2/2 ページ)

» 2024年10月29日 20時00分 公開
[金子麟太郎,ITmedia]
前のページへ 1|2       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

ディスプレイは省エネに貢献、スピーカーはステレオに sense8からアップデートした体験

 ディスプレイやカメラはどう進化したのだろうか。

 ディスプレイは約6.1型で解像度が1080×2340ピクセルとなっており、senseシリーズとしては初めてPro IGZO OLEDを搭載する。可変式のリフレッシュレートはAQUOS sense8が1〜90Hzだったのに対し、AQUOS sense9では1〜120Hzとなっている。さらに、黒いフレームを挟んで残像感を減らす技術により、最大240Hz相当の表示に対応。より滑らかな映像を楽しめるという。

AQUOSsense9 シャープ ミッドレンジ 約6.1型で解像度が1080×2340ピクセルのPro IGZO OLEDディスプレイを搭載するAQUOS sense9

 輝度はAQUOS sense8の4倍向上し、「日光の下でも写真や動画を見やすくなった。発光輝度効率はAQUOS sense8から40%向上しており、「5000mAhのバッテリーと合わせて1日10時間使っても2日ガッツリ楽しめる」(清水氏)という。

AQUOSsense9 シャープ ミッドレンジ 輝度がAQUOS sense8(写真=左)から向上したAQUOS sense9(写真=右)は屋外でも見やすい

 あまり大々的にアピールはされていないが、AQUOS sense9はスピーカーも進化している。AQUOS sense8はモノラルスピーカーだったのに対し、AQUOS sense9ではボックススピーカーを片側(USB Type-Cポートのすぐ隣)のみに採用。AQUOS sense8と比べて「音圧は2.4倍、低音は2.8倍向上」(清水氏)した。清水氏は「先のハイエンドモデルに匹敵するディスプレイ性能と合わせて、上がる映像体験を提供できる」と自信を見せる。

AQUOSsense9 シャープ ミッドレンジ AQUOS sense9(写真=左)はステレオスピーカーを搭載。片側(下部)は大型のボックススピーカーを採用しており、モノラルスピーカーのAQUOS sense8(写真=右)よりも音に厚みがあり、ステレオ感も増している

 短時間ながら聞き比べる機会を得たので少しレポートをお伝えすると、AQUOS sense8は全体的に音がこもり気味でスマートフォンではなく、携帯音楽プレイヤーの小型スピーカーから音が鳴っているように聞こえるが、AQUOS sense9ではこもり気味だった音が左右にやや広がり、低音がより聞きやすくなっていた。一方でボディーサイズの制約上などから、AQUOS sense8にあったイヤフォンジャックは廃止となった。

 カメラもアップデートした。アウトカメラは標準カメラと広角カメラで構成される。どちらも有効約5030万画素だが、標準カメラはF1.9で画角が84度のレンズ、広角カメラはF2.2で画角が122度のレンズとなる。イメージセンサーのサイズは1/1.55型で、スペックとしてはAQUOS R9と同じだ。インカメラは有効約3200万画素でF値が2.2、画角が78度のレンズを搭載する。

 特にアウトカメラのうち、広角カメラは画素数がAQUOS sense8の有効約800万画素から有効約5030万画素へと向上し、センサーサイズは2.5倍大きくなり、ノイズを抑えて高精細に撮影できるようになったという。AFにも対応した広角カメラでは被写体に約2.5mまで寄って撮影でき、「花の質感や水滴に写っているものまでを表現できる」としている。

AQUOSsense9 シャープ ミッドレンジ AQUOS sense9は標準と広角のどちらも有効約5030万画素と高画素で、広角カメラはセンサーサイズが大型化。AFにも対応している
AQUOSsense9 シャープ ミッドレンジ 被写体に約2.5センチまで寄って撮影できる。花だけでなく水滴もきれいに撮影できる

 画質エンジンにはAQUOS R proシリーズの高画質化技術を応用した画質エンジン「ProPix」を採用。シーンに応じて合成枚数を自動で調整し、豊かな階調表現で細部の質感まできれいに表現できるようになっている。

AQUOS sense9はグローバル向けモデル 現地の反応も気になる

 このように、AQUOS sense9は豊富なカラーバリエーションにより自分好みの1台を求められ、省電力性と滑らかな表示に寄与するPro IGZO OLEDディスプレイを搭載し、広角から接写までのあらゆる画角を高画質な写真で残せる1台といえる。

AQUOSsense9 シャープ ミッドレンジ AQUOS sense9のスペック表。耐衝撃性能やおサイフケータイなどはAQUOS sense8から継承している

 シャープはAQUOS sense9を日本だけでなく、台湾、インドネシア、シンガポールでも順次発売する。小林氏は「台湾、インドネシア、シンガポールへも引き続き積極的に販売を仕掛けている。各国のニーズに合わせてロータライゼーションを行うこともあり、順調に(販売)数が伸びている」と手応えを見せる。その上で、「日本のお客さまだけでなく、アジアパシフィックのお客さまにも喜んでもらえるようなものづくりをしていきたい」とした。

AQUOSsense9 シャープ ミッドレンジ ユニバーサルネットワーク ビジネスグループ長 兼 通信事業本部 本部長 小林繁氏

 AQUOS sense9のアップデートや次期モデルへの進化はもちろん、シャープによるグローバルへの挑戦と現地の反応は、AQUOS sense9でどう変わるのかにも期待したい。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  2. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  3. きょう発売の「iPhone Duo」、Apple 表参道でゲットしてきた 早速開封レポート (2026年10月23日)
  4. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  5. iPhone Duoを使って痛感した「Face ID」のありがたさ 充電スタンドに置いたまま通知が見られない不便さに苦しむ (2026年10月24日)
  6. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  7. モバイルSuicaの新決済「teppay」を早速試した 店員への伝え方や決済音は? スムーズに決済できる? (2026年10月22日)
  8. 「iPhone Duo」を試して分かった9つの疑問と本音 36万円超の折りたたみスマホは「買い」か? (2026年10月21日)
  9. デジタル庁が「Androidのマイナンバーカード」対応機種を公表 属性証明機能を使える機種は限定的 (2026年10月19日)
  10. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー