Rakuten Linkそのもののアップデートもあった。
これまでRakuten最強プラン契約者は毎月のデータ利用量や利用料金をRakuten Linkではなく「my 楽天モバイル」で確認する必要があったが、これらの情報をRakuten Linkでも確認可能になった。my 楽天モバイルへもリンクするため、「契約内容やオプション内容の詳細も確認できる」(楽天グループ マーケティングディビジョンエコシステム戦略統括部 執行役員ディレクターの波邊昌資氏)ようになった。
連絡先の検索のみとなっていた検索機能もアップデート。ホーム画面で連絡先やメッセージ、公式アカウントを一括で検索可能になった。
Rakuten Linkアプリのアイコンも変更となった。Rakuten LinkアプリからRakuten Link限定の特典、スーパーポイントスクリーン、ポイントがもらえるミッションの他、楽天市場、楽天トラベル、楽天ブックス、楽天証券など、楽天グループのサービスにもアクセスできるようになり、楽天グループとの一貫性を強めたアプリへと進化した。
波邊氏は「Rakuten Linkが国内通話かけ放題になる点が楽天モバイル契約理由のトップ5にランクインしている」ことを挙げ、アップデートの重要性を示した上で、「ユーザーのフィードバックをもとにUI/UXについてもアップデートしていく」と述べた。
楽天モバイルとしてはこれまで「国内通話が無料でかけ放題」をベースとなる訴求ポイントとし、ニュースを読めるようにしたり、楽天ポイントのバーコードを表示できるようにしたりと、Rakuten Linkのアップデートを重ねてきたが、AIが絡むことで楽天グループがRakuten Link AIで描く「真の利便性」が少しずつ見えてきた一方で、楽天グループが一般ユーザーにAIをどう訴求していくのかも気になるところだ。Rakuten Linkのアップデートはこれからが正念場ではないだろうか。
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