新OSにも対応、Huawei「Mate 70 Pro+」が中国で発売に山根康宏の海外モバイル探訪記(2/2 ページ)

» 2025年01月09日 22時00分 公開
[山根康宏ITmedia]
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 さて、カメラは他社のハイエンドモデルと同等の性能ですが、広角カメラは可変絞りを搭載しています。f/1.4からf/4.0までを切り替えできます。Mate 70シリーズは他に「Mate 70」「Mate 70 RS Ultimate Design」を合わせた4機種が登場しますが、全モデル同じ可変絞りカメラを搭載します。

photo Mate 70シリーズは全機種可変絞りを搭載

 カメラ性能は安定の品質、Huawei独自のXMAGE技術で映える写真も自然感を忘れずいい色に仕上げてくれます。可変絞りはアパーチャモードではワンタッチ切り替え、プロモードでは細かく設定できます。

photo カメラのProモードの絞り設定

 さて、Mate 70シリーズはHuaweiの次世代OS「HarmonyOS NEXT」に対応します。同OSはAndroidベースから完全離脱し、独自開発されたもの。従来のアプリは動きません。今後どの程度アプリが増えるかが普及のカギを握るでしょう。また、HarmonyOS NEXTの新機能も増えています。その1つ、ハンドジェスチャーによるコンテンツのコピペを試してみました。

photo Androidに変わるHarmonyOS NEXTに対応

 同じHuaweiアカウントでログインしている端末同士で写真をコピーしてみましょう。

photo 2台の端末は同じHuaweiアカウントでログインしている

 写真表示されている端末の前で手のひらを広げます。すると画面上部に手のひらアイコンが表示され、手のひらを認識したことが分かります。分かりやすいように矢印を入れました。

photo 写真の前で手を広げる

 その状態で手を握ると、写真も握られたようなアニメーション表示がされます。

photo 写真が握られる

 手を握ったまま隣の端末の前に持っていきます。画面上部に手を握ったアイコンが表示されます。これも矢印を見ると分かるでしょう。

photo 握ったまま端末の前に手を持っていく

 その状態で手を開きます。画面に「O」のリングが表示され、写真がコピーされます。慣れれば素早く操作できるので、手軽なコピペが可能です。

photo 手を開く
photo 写真がコピーされた

 この手の機能はかなり前にも実装した端末がありましたが、動作は不安定でした。Mate 70 Pro+のHarmonyOS NEXTでの操作は快適であり、今後はこの操作がタブレットやPCなどでもできるようになるのでしょう。Mate 70シリーズの登場でHarmonyOS NEXTの普及も一気に広がるかもしれません。

photo 手のひらの認識など十分実用的だった
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