楽天グループは「MWC Barcelona 2025」に出展する。MWCはスペイン・バルセロナで開催される世界最大のモバイル関連展示会。開催期間は3月3日〜6日だ。
今回で4回目の出展となる楽天は、「Intelligent Growth(インテリジェントな成長)」をテーマに掲げ、完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークの構築、Open RANの採用、大規模ネットワークの自動化などの取り組みで得た知見をもとに、急速に変化する通信業界で競争力を維持するための実践的なビジネスケースなどを紹介するとしている。
三木谷浩史会長(楽天グループ社長を兼務)、楽天モバイル代表取締役共同CEO兼CTOのSharad Sriwastawa(シャラッド・スリオアストーア)氏をはじめとする楽天グループの経営陣、パートナー企業、通信業界の有識者が登壇し、通信やクラウド、AIに関連する技術、楽天エコシステム(経済圏)を通じた成長戦略などに関する講演を行う。
体験型展示ブースでは、楽天の通信・クラウド技術ソリューションを紹介するデモンストレーションなどを実施する。なお、楽天の出展ブーズはHall 2 #2C70となる。
楽天は、国内外で約19億のユーザーを有しており、Eコマース、フィンテック、通信、デジタルコンテンツなどさまざまなサービスを提供し、いわゆる独自経済圏を形成している。
楽天モバイルが国内で大規模なOpen RANモバイルネットワークを構築した知見を生かし、楽天シンフォニーを通して、通信プラットフォーム事業をグローバルに展開している。次世代ネットワークの構築、運用で培った革新的なテクノロジーにより、通信分野のみならず、小売、スポーツ、デジタル・コンテンツなどの分野でも、コスト削減、運用効率の向上、データ駆動型のビジネス展開を実現するとしている。
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