おサイフケータイ対応のAndroidスマートフォンでは、Google Pay(「Google ウォレット」アプリ)を通して交通系ICカード「Suica」「PASMO」を利用できます。
スマホの機種変更に伴ってGoogle PayのSuica/PASMOを移行する場合、従来はおサイフケータイアプリから手続きを行う必要がありましたが、このほどGoogle ウォレットアプリから機種変更の手続きができるようになりました。
Google ウォレットアプリからSuica/PASMOの移行の手続きを行う場合、新旧端末で同じ「Googleアカウント」を使ってログインする必要があります。この要件はおサイフケータイアプリで手続きする場合と同じです。
カードの預け入れ/書き込み時には、おサイフケータイアプリの機能を利用します。そのため、Google ウォレットアプリとおサイフケータイアプリの両方を最新バージョンにしておきましょう。
Google ウォレットアプリを使って、Suica/PASMOを別の端末に移し変える方法は以下の通りです。
(※1)預け入れているカードが1枚しかない場合は、チェックボックスが表示されない
Google PayのSuica/PASMOを使う上で、特に注意したい点は以下の2つです。
おサイフケータイ対応AndroidスマホにおけるSuicaは、Google ウォレットアプリやモバイルSuicaアプリの他、「d払い」「au PAY」「楽天ペイ」「みずほWallet for Android」の各アプリでも発行できます。
比較的新しい機種では複数枚のSuicaを搭載可能ですが(参考記事)、Google ウォレットアプリでは複数枚のSuicaを預け入れた後、一気に書き戻すことも可能です(手順は先述)。
一方、おサイフケータイ対応AndroidスマホにおけるPASMOは、モバイルPASMOアプリでも発行可能ですが、1つの会員アカウント(Googleアカウント)につき1枚のみという制限があります。
何らかの理由で新旧端末で異なるGoogleアカウントを利用する場合は、旧端末でSuica/PASMOの解約(払い戻し)を済ませた上で、新端末から改めてSuica/PASMOの新規契約(カード作成)を行ってください。なお、解約にはSuicaなら「モバイルSuica」アプリ、PASMOなら「モバイルPASMO」アプリをダウンロードした上で、会員登録を行ってください。
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