スマホを2台持つことに抵抗感を感じる方へ提示する、2つ目の選択肢は撮影に特化した高性能コンパクトデジタルカメラを携帯することです。
この領域で人気が高いのは、RICOHのGRシリーズ、FUJIFILMのX100シリーズ、SONYのRX100シリーズなどでしょう。
どれもスマホ同等かそれ以上のイメージセンサーと、大きなカメラレンズを組み合わせた高画質な写真が撮れる上に、気軽に写真を撮れる専門機として、まるで右脳を刺激するような撮影体験が得られます。
いわゆる高級コンデジを持つメリットは、スマホという枠組みから外れて自分の撮影スタイルや写真に対する美意識にマッチしたカメラを選択できることです。
各メーカーの色味やレンズの描写特性、操作感など、スマートフォンでは得られない個性的な写真表現ができるようになります。
筆者はたまにRX100V(DSC-RX100M5)という9年前の高級コンデジを持ち出して使うことがあります。
この機種は24-70mmの3倍ズーム全域で、1型センサーを通じて写真が撮れます。高級スマホが1型センサーをコモディティ化してしまったものの、RX100シリーズはファインダーやフリップするディスプレイ、ズームコントロールできるレバーやリングなどを備えており、撮影に集中できるのがとても良いと感じていました。また、スマホと違ってシャッター音が極めて小さいので、どこでも気軽に使えるのもうれしいポイントです。
とはいえ、別でカメラを持つと撮影した画像の転送が面倒です。画像転送でWi-Fi機能を搭載している機種も多いですが、スマートフォンでの撮影と比較すると、SNSへの投稿や写真の共有には確実にワンクッション必要になります。
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