趣味性が高く、筆者が最も面白いと感じているのが、オールドコンデジやフィルムカメラなどを持つことです。スマホで撮られた高解像・高彩度・高コントラストに対するアンチテーゼとして、これらのカメラが今にわかに注目を浴びています。そういったトレンドも踏まえ、あえて「写りすぎない」を楽しむ方向性に振り切っていく楽しみがあってもいいかなと思います。
筆者の場合、オールドコンデジとしてソニーCybershotシリーズのP150(2004年製!)を使っています。
スマホよりも荒い約720万画素ではありますが、CMOSが主流な今ではほぼ絶滅したCCDセンサーとカールツァイスの光学3倍ズームレンズの組み合わせで、スマホらしい写真とは一線を画す写りをします。デジタル補正がかかった写真から離れてゆっくり写真に向き合いたいとき、つい手にとってしまう一台です。
最大ISO感度は数十万──が当たり前となった今では考えられないですが、P150の最高ISO感度は400であり、昼間でも屋内だとブレてしまうところも面白いです。
とはいえ、十分な光がある環境では、ブレもなく素直でスッキリとした写真が撮れます。自身の腕を試されるところに楽しさを感じます。
オールドを突き詰めるとフィルムカメラまで至ることもあるでしょう。アプリでフィルムライクのフィルターをかけるのではなく、本物のフィルムを使って撮られた写真はデジタルと違ってフィルムごとの粒子性、色味があって、その写りにはいまだに根強い人気があります。
1つ前の項目で挙げた高級コンデジと共通する点ですが、こういった専門カメラをもつメリットは自分の趣味を徹底的に追求できることです。
最新スマホとは異なる独特の色味やノイズ感、機械を繰る操作感やテンポ感など、良い点は列挙に暇がないです。安いものは数千円から手に入れられるので気軽に手を出してみる、というのも良いと思います。
とはいえ、ここまでくると完全に趣味の世界なので「一概にこうしたら良いのだ」というつもりは毛頭ありません。
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