「サービスを勝手に解約された」──カブアンド利用者が投稿 メール誤送信で運営元が謝罪

» 2026年02月03日 20時55分 公開
[金子麟太郎,ITmedia]

 2026年2月2日から、SNSのXにおいて「サービスを勝手に解約された」という内容の投稿が相次いで確認された。対象となっているのは、カブ&ピースが提供するサービス「カブアンド」である。複数の利用者から、身に覚えのない解約通知メールが届いたとの報告が投稿され、インターネット上で一時的な混乱が広がった。これを受け、運営元のカブ&ピースは、当該のメールがシステムの不具合による誤送信であったことを公式に明らかにした。

カブアンド 前澤友作 カブアンドの概要。株とインフラサービスを1つのパッケージにしたようなサービスで、電気やモバイル通信などのサービス利用料金に応じて、株がもらえるようなイメージだ

 カブアンドは、実業家の前澤友作が代表取締役社長を務めるカブ&ピースが2025年11月から提供しているサービス。最大の特徴は、電気、ガス、モバイル通信、インターネット回線など、日常生活に欠かせないインフラサービスの利用料金に応じて、自社の未公開株式と交換が可能な株引換券を還元する点だ。利用者が特定のサービスを使い続けることで将来的に株主になれるという、従来のポイント還元とは一線を画す新しい形のビジネスモデルとして注目を集めてきた。同社は、全国民が株主となる国民総株主というビジョンを掲げ、事業を推進している。

 今回の問題は、2026年2月2日に多くの利用者のもとへ「解約手続き完了のお知らせ」という件名のメールが届いたことに端を発した。サービスを継続して利用している最中であるにもかかわらず、一方的に解約が成立したかのような文面を受け取った利用者が、SNS上で不安の声を上げた。これに対し、カブアンドの公式アカウントは、一連の通知が誤送信であることを認め、謝罪のコメントを発表した。誤送信の対象となった利用者に対しては、すでに別途お詫びのメールを送信したとしている。

カブアンド 前澤友作 カブ&ピースの会社概要。今回の問題の原因は、2月2日にカブアンドが継続利用中のユーザーへ「解約手続き完了」メールを誤送信したことにある。SNSで不安が広がったが、同社は誤りを認め謝罪した

 利用者の専用管理画面であるマイページにおいて、契約状況などの表記が誤って表示されている事例も報告されており、運営側はシステムの修正対応を進めている。前澤友作が率いる新たな金融とインフラの融合サービスの開始から数カ月というタイミングで発生した今回のシステムトラブルは利用者に影響を及ぼした。同社は、利用者に対して不安や混乱を招いたことへの謝罪を重ね、再発防止とサービスの正常化に向けた作業を継続している。

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