先週の金曜日から、T-ZONE.PC DIY SHOPでセンチュリーマイクロ製キット「SPD PROGRAMMER」のサンプル品が展示されている。価格や発売時期、提供形態も未定だが、センチュリーマイクロによると、早ければ年内に単品で発売される可能性があり、実売で1万円を切る価格になるという。
DDRメモリは、レイテンシやECCの有無、製造元などの情報を「SPD」と呼ばれるROMモジュールに記録している。SPD PROGRAMMERは、そのSPD情報を読み出して、書き換えることができるキット。本体にはDDRDDR2/DDR3スロットを備えており、USB 1.1経由でPCと接続し、メモリをセットして付属ソフトを操作すると、SPD情報を読み出して編集することができる。SPD情報を書き換えたメモリをマシンに組み込むと、本来と異なる性能や特性で認識され、うまくいけば書き換えた情報のスペックで動作させることができる。
T-ZONE.PC DIY SHOPで実験したところ、UMAX製メモリのSPD情報は読み出せなかったが、Corsairとセンチュリーマイクロのメモリは書き換えに成功。ただし、実際に動作するかは個体差によるところも大きい。
同ショップは「メモリのオーバークロックやダウンクロックなど、さまざまなチューニングができる画期的なアイテムですね。ただ、メーカー情報を書き換えるなど、悪用されるおそれもあります。そのあたりを検討して、店で販売したり、書き換えサービスを行うなど、提供方法を探っていきます」と語る。


T-ZONE.PC DIY SHOPでSPD PROGRAMMERのデモが行われた(写真=左)。センチュリーマイクロ製メモリのSPD情報が書き出された(写真=中央)。SPD情報を書き換えたメモリをマシンに組み込み、CPU-Zでスペックを確認。見事に編集後の値に変わっていた(写真=右)
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