富士通のセパレート型スリムデスクトップPC「FMV-DESKPOWER CE」がモデルチェンジし、バリエーションを強化した。具体的には、従来のインテルプラットフォーム/AMDプラットフォームを用いた計2モデルをベースにしつつ、それぞれにPowerPoint 2007バンドルモデル(型番末尾にPが付く)を用意して計4モデルのラインアップとなった。
春モデルの注目はインテルプラットフォーム採用の上位機「CE50Y9P」と「CE50Y9」で、CPUがCore 2 Duo E4400(2.0GHz)から同E4500(2.2GHz)に高速化し、PC2-5300対応のメモリが2Gバイト(1Gバイト×2)に倍増した。チップセットは前モデルと同じIntel G965 Expressだが、純正の2Gバイトモジュールが用意されたことで最大メモリ容量は4Gバイトに増えている。
一方の下位モデル「CE40Y9P」と「CE40Y9」は、Mobile Sempron 3600+(2.0GHz)のCPUをはじめ、ATI Radeon Xpress 1150のチップセットなどハードウェアスペックは秋冬モデルと共通で、ボディ前面のパネルに手を加えているのが主な変更点だ。
上位機のみPCI Express x16スロットやPCカードスロット、メモリカードスロット(SDメモリーカード/メモリースティックPro)を実装して拡張性を備えていたり、全モデルで外付けのFeliCaポートや、1440×900ドット表示に対応した19インチワイド液晶ディスプレイ(スーパーファインVX液晶)が付属したりするのも従来機から受け継いでいる。OSはWindows Vista Home Premiumで、オフィススイートのOffice Personal Edition 2007が付属するのも共通だ。
発売予定日はすべて12月21日で、予想実売価格はCE50Y9Pが21万円強、CE50Y9が21万円前後、CE40Y9Pが17万円強、CE40Y9が17万円前後となっている。
FMV-DESKPOWER CEシリーズの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
FMV-DESKPOWER CE | CE50Y9P | セパレート型 | マイナーチェンジ | Core 2 Duo E4500(2.2GHz) | 2048MB | 320GB | Home Premium | 21万円前後 |
CE50Y9 | セパレート型 | マイナーチェンジ | Core 2 Duo E4500(2.2GHz) | 2048MB | 320GB | Home Premium | 21万円強 | |
CE40Y9P | セパレート型 | マイナーチェンジ | Mobile Sempron 3600+(2.0GHz) | 1024MB | 320GB | Home Premium | 17万円強 | |
CE40Y9 | セパレート型 | マイナーチェンジ | Mobile Sempron 3600+(2.0GHz) | 1024MB | 320GB | Home Premium | 17万円前後 | |
FMV-DESKPOWER CEシリーズの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
FMV-DESKPOWER CE | CE50Y9P | 19インチワイド | 1440×900 | Intel G965 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約8.5キロ |
CE50Y9 | 19インチワイド | 1440×900 | Intel G965 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約8.5キロ | |
CE40Y9P | 19インチワイド | 1440×900 | ATI Radeon Xpress 1150 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約7.3キロ | |
CE40Y9 | 19インチワイド | 1440×900 | ATI Radeon Xpress 1150 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約7.3キロ | |
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