マザーボードは手前側のツメ2カ所だけで固定されており、電源や液晶ディスプレイなどの接続ケーブルを外すだけで取り出せる。このときに無線LANのアンテナ2本が底面にある無線LANモジュールとつながっているので、強引に引っ張らないよう気を付けたい。
以上で、ほぼ分解作業は終了だ。ボディの質感も悪くなく、5万円を切る価格を考えると健闘していると言える。何より、Windows XPを搭載したミニノートPCがイマドキの携帯電話よりも安価(機種により異なるが)に買えるのが痛快である。SSDが4GバイトしかないのでWindows XP環境下では空き容量が1.4Gバイト程度になること(海外版にWindows XP Home Editionを導入した場合)、画面解像度が800×480ドットと特に縦方向が狭いことなど価格なりの制約があるものの、それらが納得できるならば、これほど手ごろなミニノートPCはほかに見あたらない。


上部のカバーユニットを外すとマザーボードの登場だ(写真=左)。基板上にはEee PCのモデル名(P701)がシルク印刷されている。上部カバーの裏面(写真=中央)。CPUやチップセットの熱が放熱板に伝えられているのが分かる。こちらは底面のカバーユニットで、40ミリ角の冷却ファンを備え左側面に排気する(写真=右)。ファンの動作音は静かで、風切り音も気にならない
マザーボードの表面(写真=左)。サイズは22×15センチ程度で、左からCPU、ノースブリッジ、サウスブリッジとインテル製チップが並ぶ。底面側には4GバイトのSSD、メモリスロット、Mini PCI Expressスロットなどがある(写真=右)

Celeron MのCPUには900MHzと表記されているが、実動作クロックは630MHzに落ちるようだ(写真=左)。ノースブリッジはIntel 910GMLE(QG82910GMLE)で(写真=中央)、サウスブリッジはIntel NH82801FBMだ(写真=右)

4GバイトのSSD(hynix HY27UG088G5M×4)とメモリカードコントローラ(写真=左)。7インチワイド液晶ディスプレイの両側にスピーカーが、上部に30万画素のWebカメラが配置される(写真=中央)。標準搭載のメモリモジュール(512Mバイト/PC2-5300)と、IEEE802.11g/b対応の無線LANモジュール(写真=右)
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