意味 すぐに価値が下がるパーツを指す
解説 PCパーツショップ、特に中古やジャンク品を扱ういくつかのショップで、CPUとメモリ、HDDをあわせて「生もの」と呼ぶスタッフを確認している。ひとりの店員さんに、その真意を聞いたところ「すぐに価格が下がるから、長期間在庫していると仕入れ値を切ってしまうんです。それぞれ人気のパーツなんですが、扱いが難しいから、我々にとってまさに生ものなんですよ」とのこと。逆に、FDDやCD-Rドライブなどは、すでに底値を経験しており、あとは型番ごとの希少価値で値上がりも期待できるという。
新品のみを扱うショップでは「生もの」という呼び方を聞いたことはないが、実際に某ショップで使ったところ、意外にも通じた。「それはウチらにとっても同じ。特に最近はHDDの値下がりがスゴイですからね。CPUが野菜なら、HDDは刺身レベルっすよ。仕入れたら、その分をすぐに売らないとヤケドします。逆にいえば、これらのパーツの動向を読んで、多からず少なからずの量を仕入れることができるスタッフはあがめられます」。
用例 「生ものの在庫どうします?」「あー、サンマは2枚で特価処分しといて」
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