Rampage II Extremeのメモリスロットは、これまで紹介してきたIntel X58 Extreme搭載マザーボードと同様に6本が用意されている。 トリプルチャネルメモリアクセスに対応しており、3本ずつ1本おきのスロットに差すことによって、高速メモリアクセスができる。DDR3の1066、1333、1600、1800MHzに対応と、かなりの高クロックでも動作してくれる。最大搭載容量は12Gバイトとなっており、すでに紹介したASUSの「P6T Deluxe」と同じように少なめだ。
サウスブリッジは、ICH10RでRAID機能をサポートする。ICH10/10Rは、Intel 4シリーズのチップセットでも使われていたもので、6ポートのSerial ATAが利用できる。Rampage II Extremeでは、Pallarel ATA/Serial ATAコントローラとしてJMicronの「JMB363」を搭載しており、内蔵用Serial ATAを1つと、eSATAポートの1つを制御している。
Rampage II Extremeの拡張スロットは、PCI Express x16が3本、PCI Express x1が2本、PCIが1本となっている。PCI Express x1の黒いスロットは、付属のサウンドカードSupreme FXによって使用される。
3本あるPCI Express x16スロットは、CrossFireに対応するほか、NVIDIA SLIにも対応しており、16レーン+16レーン、または、16レーン+8レーン+8レーンというモードで動作可能だ。マルチGPU環境で使うブリッジコネクタも2種類が付属しているが、その1つは3枚のグラフィックスカードを使った3-way SLIに対応している。
ネットワークコントローラは、Marvellの「8838056」を2個搭載しており、2系統のギガビットLANが使用できる。また、2つのネットワークをひとつの機器と接続し、取り高い転送速度を実現する「Teaming機能」にも対応する。
付属のサウンドカードは、R.O.G.シリーズではおなじみとなった、クリエイティブメディアの「SupremeFX X-Fi」だ。PCI Express x1接続で、基板がシールドされたノイズに強い構造となっている。
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