Windows 7も安心な“ちょい上”ノートPC――「VAIO type N[NW]」を試すVAIOスタンダードノートの新顔(2/3 ページ)

» 2009年07月15日 15時00分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

16:9の15.5型ワイド液晶とアイソレーションキーボードを装備

15.5型ワイド液晶ディスプレイは、アスペクト比が16:9、画面解像度が1366×768ドットだ

 NSシリーズが画面解像度1280×800ドット(アスペクト比16:10)の15.4型ワイド液晶ディスプレイを搭載するのに対し、このNWシリーズでは画面解像度1366×768ドット(アスペクト比16:9)の15.5型ワイド液晶ディスプレイを搭載している。

 液晶パネルの種類は、NSシリーズと同様のクリアブラックLE液晶だ。光沢仕上げの表面に低反射処理を施したものだが、上位機種が採用するクリアブラック液晶(“LE”が付かないクリアブラック液晶)に比べると、多少の映り込みはある。

 輝度は高く、動画コンテンツの視聴も問題ないが、ややあっさりした発色で視野角もあまり広くない。もっとも、液晶ディスプレイは約140度まで開くので、見やすいようにチルト角度を調整可能だ。液晶ディスプレイのフレーム上部には、有効約31万画素のWebカメラ(MOTION EYE)を装備している。

アイソレーションキーボードとアクリル板が装着されたタッチパッド、ワンタッチボタン3つ(Quick Web Access、ミュート、DISPLAY OFF)を備えている

 キーボードはNSシリーズとは異なり、VAIOノートの他機種でおなじみのアイソレーションキーボードを採用した。キーピッチは約19ミリ、ストロークは約2ミリ確保しており、キー配列も素直でなじみやすい。アイソレーションキーボードでは、キーボードユニットをベゼルと一体化しているのでたわみもなく、タッチ感も良好だ。

 ポインティングデバイスは2ボタン式のインテリジェントタッチパッドを実装する。前述したようにパッド部分にはアクリル板を張っており、独特の質感があるが、使用感はよい。アルプス電気製のドライバを導入しており、パッドの右辺と下辺を利用した上下/左右のスクロール機能のほか、上辺を使ったWebアシスト(進む、戻る)、右辺を使ったズーム機能などにも対応する。

 キーボードの奥には「Quick Web Access」「ミュート」「DISPLAY OFF」と3つのワンタッチボタンを用意する。「DISPLAY OFF」ボタンは、音楽再生時など画面表示が不要な場合に画面表示をオフにできる。「Quick Web Access」はDeviceVMの組み込み向けOS「Splashtop」を利用したインスタント機能だ。電源オフの状態でボタンを押してから約20秒でWebブラウザ(Firefox)が起動し、手軽にインターネットへアクセスできる。有線LAN接続の環境で数回試したところ、ボタンを押してからWebブラウザが起動し、カーソルを動かせるようになるまで平均約24秒程度だった。日本語入力も可能で、手早く何かを検索したいときなどは便利だろう。

 また、パームレストの左側にはFeliCaポート(Version 1.0)も標準装備しており、Edyやおサイフケータイなどをかざすことで、電子マネーの決済や管理が行なえる。

2ボタン式のタッチパッドにはアルプス電気製のドライバを導入している。マルチタッチには対応していないものの、パッドの右辺と下辺を利用した上下/左右のスクロール機能のほか、上辺を使ったWebアシスト(進む、戻る)、右辺を使ったズーム、円を描くようにパッドをなぞることでスクロールが行なえるサークルスクロールなどの機能を備えている(写真=左/中央)。「Quick Web Access」は高速起動が特徴のLinux環境「SplashTop」を採用し、Windowsを起動せずに、内蔵の有線/無線LANでWebブラウザが行える(写真=右)

日常用途を快適にこなせる基本性能

Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア

 ここからはVGN-NW70JBのパフォーマンスをチェックしよう。NWシリーズは、購入時に仕様を選択できるソニースタイル直販限定のVAIOオーナーメードモデルが用意されていないため、スペックは固定だ。OSには64ビット版のWindows Vista Home Premium(SP1)をプリインストールする。

 Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアは右に示した通りで、チップセット内蔵グラフィックスコアのため、グラフィックス関連が多少弱いものの、それ以外は5.4〜5.9と十分な性能があることが分かる。

 PC USERのレビューで定番の各種ベンチマークテストも実行してみた。総合テストのPCMark05 1.2.0の結果は、やはりGraphicsスコアがやや低いものの、そのほかは優秀だ。3Dグラフィックステストの3DMark06 1.1.0は低調なスコアで、本格的な3Dゲームのプレイは難しい。ゲームベンチマークテストの定番ソフトであるFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3のスコアは、この世代のゲームであれば何とかプレイできるレベルにはあるといった程度だ。

左から、PCMark05、3DMark06、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3のスコア

 ボディの発熱についても触れておく。本体で最も熱くなるのは底面左側の排気口付近で、ボディ表面の手が触れる部分はどこか特定の部分ではなく、全体がまんべんなく熱を帯びていく印象だ。例えば、パームレストの片側だけ極端に熱くなるというような違和感はない。室温が29度と高めの環境で一連のベンチマークテストを実行した直後の温度は、底面左側で46度、表面のキーボードとパームレストで38度前後だった。

 動作時の騒音に関しては、負荷に応じてファンの速度が変化するが、過敏というほどではない。暗騒音が32デシベルの環境で本体正面から5センチと近い距離で測定した騒音レベルは、アイドル時で35〜37デシベル、負荷時では状況によって35〜45デシベルの範囲で変化した。

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