最後は8月末までに登場した新製品を3モデル紹介したい。サーマルティクから登場したのは、USB接続の12センチファン「Mobile Fan 12」。TSUKUMO eX.が入荷し、2480円で販売している。「巻き取り式のUSBケーブルと、自立する汎用ファンのセットです。卓上扇風機にしたり、サイドパネルを開けたケースに外から風を送るなど、かなり自由な使い方ができます。ある意味、本当の意味での汎用ファンといえます」とのこと。なお、ファンの回転数は800〜1500rpmで調整できる。
また、同店には8月初旬に登場したコルセアの水冷キット「CWCH50」が、リテールパッケージ版で再入荷していた。価格は従来と同じ1万円弱で、在庫はやや少数だ。CWCH50はメンテナンスフリーのケース内蔵型水冷キットで、LGA 1366/775とSocket AM3/AM2に対応する。
同店は「初登場時はすぐに売り切れて、アキバ中で入荷待ちとなっていた人気モデルです。1万円以下の完成型水冷キットということで、手軽に空冷以上の冷却環境がほしいという人に人気がありますね」と話していた。
そのほか、8月末からインテルのデュアルコアCPU「Celeron E3200」も販売されている。価格は5000円弱だ。Celeron E3200は2.4GHzで動作し、1MバイトのL2キャッシュを搭載している。ツートップ秋葉原本店は「エントリー向けの定番ブランドなので安定して売れると思います。ただ、単に安くマシンを組む目的だけでなく、オーバークロック用に購入する人もいらっしゃるので、評判によってはプチヒットが飛ばせるかもしれません」と話していた。
なお、同店はレジ前でAMDの「Athlon 64 X2 3800+」(通電済み)と「Opteron 146」(未開封)も販売していた。価格は順に5980円と6980円。店員さんは「新しいCPUがどんどん登場しますが、たまにはブ厚いリテールボックスに入っていたCPUのことも思い出してもらえたらうれしいです」と、慎ましやかにアピールしていた。


コルセア「CWCH50」(写真=左)。インテル「Celeron E3200」(写真=中央)。ツートップ秋葉原本店のレジ前にならんでいたレアCPU。アキバでは、こうした“懐モノ”が普通に売られていることもめずらしくない(写真=右)
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