| PCMark05:CPU | 1471 |
|---|---|
| PCMark05:Memory | 2394 |
| PCMark05:HDD | 4188 |
| 3DMark06:3DMarks | 121 |
| FFXI:Low | 1425 |
学校使いのNetbookとはいえ、求められる性能はオフィスも学校も関係ない。Latitude 2100は、CPUがAtom N270(動作クロック 1.6GHz)、チップセットはIntel 945 GSE Expressという組み合わせなので、PCMark05のCPUのスコアが1471というのは至極妥当な値といえる。PCMark05 HDDの結果が4188というのも搭載するHDDが5400rpmモデルならごく普通だ。3DMark06の3DMarksが121ポイントという結果なのもIntel 945GSE Expressに統合されたIntel GMA 500としては標準的だ。
搭載する液晶ディスプレイのサイズは10.1型ワイドで解像度は1024×576ドットと、最近のNetbookでは少なくなってきた16:9の横縦比を採用している。イマドキ主流の1024×600ドットと比べてわずか24ドットの違いに過ぎないのだが、使用していると画面の狭さを強く感じてしまう。BTOで1024×600ドットの選択肢が用意されていれば、Latitude 2100を選択するユーザーも増えるのではないだろうか(なお、デルのWebページにある製品情報では2009年9月3日時点で1024×576ドットと記載されているが、2009年8月25日出荷モデルから解像度が1024×600ドットに変更された)。
キーボードのストロークは十分深く、ピッチも18ミリ確保されているので、文字入力は快適だ。ただし、カーソルキーが小さく、打ち慣れるまでに時間を要した。また、起動して間もないうちにパームレストの左側が熱を帯びてくるのも気になった。

標準で搭載する3セルバッテリーは公称値で3時間の動作が可能で、このほかに6時間駆動できる6セルの大容量バッテリーがオプションで用意される。(写真=左)。本体と比べてやや大ぶりのACアダプタ。コードが太めなので取り回しにも苦労する(写真=右)画面が狭いなど、Netbook特有の不満はあるものの、ほかに例のないラバー素材を外装に用いたモバイルPCとして、ラフに扱っても安心して使えるモデルといえる。学校だけで使うのではなく、近くの喫茶店でちょっとした文章を書くようなときに、Latitude 2100を小脇に抱えて行ってみたい。
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