「プロセッサについて語るのはやめよう」から始まるAMDの“VISION”ブランド(2/2 ページ)

» 2009年09月10日 13時01分 公開
[ITmedia]
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重要なのは「ハードウェア構成」ではなく「何ができるか」

 AMDが立ち上げた新しいブランドの「AMD VISION」は、CPUやチップセット、無線LANモジュールといったハードウェアの構成を示すものではなく、ユーザーの利用目的に合った製品を訴求するために使われる。AMDの代表取締役社長を務めるダーク・マイヤー氏は、「これからのエンドユーザーには、コンポーネントブランドを伝えるのではなく、何ができるのかをアピールすることが重要だ。売り場にある製品にできることをユーザーに理解できるようにするのがVISIONブランドの目的だ」と説明している。

 AMD VISIONでは「See」「Share」「Create」といった視点でユーザーの利用目的を定義している。Seeは動画や音楽、そしてゲームを快適に楽しみ、Shareでは、ほかのユーザーとのネットワークコミュニケーションを確保でき、Createでは、ユーザーの創造活動に十分応えることがそれぞれ要求されている。

 これらの視点に基づいて、PCを使ってユーザーが何か出来るのかを、それぞれ「VISION」「VISION PREMIUM」「VISION ULTIMATE」といった3段階のレベルでユーザーに示すのがVISIONブランドの目的といえる。

 VISIONロゴがつけられたPCでは、音楽や静止画、オンライン動画、DVD-Videoが快適に再生でき、メールとWebページを楽しめることが可能だ。PREMIUM VISIONでは、Ble-ray Discに収録されたHDコンテンツが快適に楽しめるほか、動画データを携帯プレイヤー用に、または音楽CDをMP3などにトランスコードしたり、ゲームが快適に楽しむことができる。最も上位に位置するULTIMATE VISIONでは、HD動画や音楽データの編集ができるほか、デジタル一眼レフカメラで撮影した高解像度画像のレタッチ、最新の3Dゲームの快適なプレイが可能になる。

AMDがVISIONブランドで提案する「See」「Share」「Create」それぞれの“できること”(写真=左)。VISIONブランドで用意される3段階のレベルで要求される“できること”(写真=右)

 ちなみに、今回発表されたTigrisプラットフォームとCongoプラットフォームを採用するノートPCでもVISIONブランドが適用されるが、それぞれのプラットフォームで「VISION」「VISION PREMIUM」「VISION ULTIMATE」に対応する最小構成が紹介されている。

Tigris、Congoを採用したノートPCでVISION、VISION PREMIUM、VISION ULTIMATEを満たすためのハードウェア構成。写真左がTigrisプラットフォームの構成で、写真右がCongoプラットフォームでの構成になる

 なお、日本AMDでは、ユーザーの利用目的を意識したブランドとして「AMD HD Expreience」をすでに行っている。AMDが今回グローバルで展開するVISIONブランドとコンセプトが類似しているが、マイヤー氏はVISIONとAMD HD!エクスペリエンスの関係について「両方のブランドは競合しない」という考えを示している。

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