「Radeon HD 5870」がアキバに登場、一瞬で売り切れる：古田雄介のアキバPickUp！（2/4 ページ）

[古田雄介＆ITmedia アキバ取材班，ITmedia]

「64ビット版のほうが売れています」――Windows 7の予約受付がスタート

ソフマップ秋葉原本館に用意されたDSP版Windows 7の予約販売コーナー

　9月24日から、パッケージ版とDSP版Windows 7の予約受け付けが始まった。10月22日の発売まで約1か月を切り、各タイプの具体的な予定価格が明らかになると同時に、アキバで人気を得るエディションもみえてきた。

　パッケージタイプは32／64ビット版ともに通常版とアップグレード版が用意され、上位エディションのProfessionalとHome Premiumについては数量限定の「アップグレード優待版」を扱うショップもあった。価格は順に2万円前後と1万4000円前後。DSPタイプは通常版のみだが、32／64ビットともにUltimateには販売予約でのみ購入できる「パーツバンドル予約限定プレミアムセット」がラインアップされている。FDDとのセット販売でおおまかな価格は、限定プレミアムセットを含むUltimateが2万4000円から2万8000円程度で、Professionalが1万8000円から2万円前後、Home Premiumが1万5000円前後だ。

　このうち、複数のショップで一番人気に上がったのは、Windows 7 Ultimate パーツバンドル予約限定プレミアムセットだった。通常のDSP版Ultimateとほぼ同じ価格ながら、Windows Media Center用リモコン「GV-MC7/RCkit」や、自作Windows 7マシンを応援する公式キャラクター「窓辺ななみ」の壁紙、声優・水樹奈々によるイベントサウンドデータなどを同梱。PCパーツなどが当たるキャンペーンの参加権も付与している。

　T-ZONE.PC DIY SHOPは「全部で7777個の数量限定版です。Vistaの限定版とは違い、早めに購入しないと在庫切れしそうな勢いですね。やはり窓辺ななみと水樹奈々さんのコラボが好評なようです。あとから気づいたんですが、"7"つながりでキャスティングしたんでしょう」と語る。

　ただ、趣味が偏りすぎたためか、好評ながらも不満を口にするショップもあった。「まあ今回はVistaのときと違って売れているからいいんですけど、Windowsの限定パッケージは用途や趣味が偏りすぎていて万人受けしないんですよね。今回も『萌え要素なんていらないから普通のUltimateを予約するけど、同じ価格というのが悲しい』と漏らしていた常連さんがいましたし、なんかちょっともどかしいんですよ」という声も。

　そのほか、抽選で1組にハワイ旅行をプレゼントするクレバリーや、ProfessionalかUltimateを予約した先着1000名に「Windows 7 七つ道具セット」をプレゼントするツートップ秋葉原本店とフェイス本店など、ショップ独自の特典もバラエティに富んでいる。

　なお、DSP版は全エディションに32ビット版と64ビット版が用意されているが、ほぼすべてのショップが「64ビット版のほうが売れています」と答えた。予約のうち8割が64ビット版というツートップ秋葉原本店は「意外でしたが、メモリが安くなって久しいこともあり、4Gバイトの上限を超えたいという人が多いのかもしれませんね。Vistaのときは64ビットなんて一部のユーザーしか手を出さなかったですから、そう考えると感慨深いです」と話していた。

「Windows 7 Ultimate パーツバンドル予約限定プレミアムセット」の詳細を伝える縦長ポスター。アキバの各店に張られている（写真＝左）。クレバリーが独自に展開する予約特典。A賞はハワイ旅行、B賞はオンキヨーの高級アンプ「TX-NA 1007」だ（写真＝中央）。TSUKUMO eX.は1.5TバイトHDDをセットにした割安パックを用意している（写真＝右）