「Radeon HD 5870」がアキバに登場、一瞬で売り切れる古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

» 2009年09月28日 12時20分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「Windows 7前の大物は出そろった?」――ショップがすすめる今が買い時のパーツ

 Radeon HD 5870の登場で、Windows 7発売前に登場する大物パーツはある程度出そろったと語るショップがいくつかあった。ツートップ秋葉原本店は「ほかに挙げるなら、10月初旬に登場するPT2ですかね。どこかのお店が深夜販売するみたいですが、まあ、熱心なユーザーが在庫を探し歩くレベルはそんなところでしょう」と話している。それでは、現時点の価格やラインアップでWindows 7マシンに向けたパーツを購入したり、予算を組んでも良いのだろうか? 1カ月先の動向を含めて、複数のショップに「今買ってもいい」オススメのパーツを聞いた。

 ドスパラ秋葉原本店は「新OSが発売されると買い換え需要が起きるので、どのメーカーも大量の在庫を確保する傾向があります。このため、Windows 7発売直前に品薄になるようなパーツは少ないでしょう。それよりも注意してみておきたいのは各パーツの値動き。Windows 7を境に意図的に値を上下させることはないでしょうが、登場したばかりのパーツは値下がりペースが加速することも考えられます」と語る。

T-ZONE.PC DIY SHOPのPOP。1Tバイトと1.5TバイトHDDの価格は安定しているようだ

 T-ZONE.PC DIY SHOPも同様の考えを示したのち、「価格変動の激しい“生モノ”パーツであるHDDは2Tバイトモデル以外は底値の状態なので、価格変動はまず起きないでしょうね。1カ月先もほとんど同じ値段でしょうから、今のうちにそろえておくというのもアリかもしれません」と語っていた。

 部分的に品薄になる可能性が指摘されているのはSSDだ。ツートップ秋葉原本店は「インテル製SSDは現在も品薄ですが、1カ月後にどれだけ回復するか見えていません。Windows 7は、SSDをHDDとは別のデバイスとして認識して自動デフラグを行わないなど、SSDにやさしいOSです。これを機会にSSDを買い求める人もいると思うのですが、ブランド指名買いの人が多いジャンルだけあって、人気モデルの在庫は潤沢にならないかも。狙いをすでに絞っているなら、今のうちに買っておくのがいいでしょう」とアドバイスを送る。

 逆にラインアップが拡充されると期待されるのはメモリだ。クレバリー1号店は「1枚で4Gバイトのモジュールも増えると思います。ただ、相性問題が起きやすいパーツなので、新しいプラットフォームに組み込むなら、対応を明記したものが安心ですね。今ならP55マザーへの対応をメーカーが保証しているものが狙い目です。代理店によってはP55マザーと動作検証を済ませたメモリをセットにした商品を用意しているので、万一のトラブルを避けたい人は、そちらを選ぶといいでしょう」と語った。

インテル製品とともに高い人気を誇るOSZの「VERTEX SERIES」。今のところ、潤沢に在庫しているショップが多い(写真=左)。新型のCore i7とi5への対応を明記しているセンチュリーマイクロのDDR3-1333メモリ(写真=中央)。MVKのP55マザーとDDR3メモリのパッケージモデル。ASUSTeK「P7P55D」とGEIL「GV34GB1333C9DC」のセットで、価格は2万4000円前後だ(写真=右)

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