最後に盛り上げたいGENO工房と、これから盛り上げたい「Windows Home Server PP3」古田雄介のアキバPickUp!(1/2 ページ)

» 2009年12月24日 12時03分 公開
[古田雄介,ITmedia]

「レジ付近には、GENO工房の最後の意地が凝縮されています」

GENO工房の店内で行われている「GENO 青空市」

 12月16日に秋葉原の店舗を閉じ、Web販売専用の「GENO Web工房」に移行したGENO工房だが、19日から27日までの限定で「GENO 青空市」を開催し、店内に新品パーツから中古品まで一斉に並べて、多数のユーザーを集めていた。

 GENOグループ全体のセールという色合いが濃く、GENO工房では扱わなかった中古パーツやジャンクノートなども多数そろえており、店内スペースの半分以上を占めていたが、レジ付近のショーウィンドウや展示スペースにはRADEON 5800/5900カードやレアなミニノートPCなどの新品が高密度で並べられた。

 同店のスタッフは「こういうときに中古品も並べちゃうから『GENO工房は新品を扱うの? 中古のショップなの?』とお客様を混乱させてしまうんですよね……。ただ、今回に関してはとにかくグループでストックしている掘り出し物をご提供することを、店舗のコンセプト以上に重視しています」と、閉店に至った要因と思われる点を顧みつつ、今回のセールの意気込みを語った。

 新製品を扱うGENO工房としてプライドは、ショーウィンドウ付近に凝縮している。「RADEON HD 5970カードも含め、かなり安い価格で販売しています。RADEON HD 5850カードあたりの在庫はある程度確保しているので、2枚差しする人にも喜ばれるのではと思っています。人気の新製品をガンガン安く売るGENO工房の最後のあがきといったところですね」とのことだ。

青空市の店内。店内なのに青空市(写真=左)。レジの隣にあるショーウィンドウ。RADEON HD 5900/5800カードが大量に並んでいた(写真=中央)。4万9800円で売られていたミニノートPC(写真=右)

 一方で中古品の目玉商品も充実している。特に注目されているのは、3840×2400ドットという超高解像度の液晶パネルを採用したIBMの22.2型ワイドディスプレイ「T221-9503-5M1」だ。3万6999円で売られており、取材当日にはまだ十分な在庫があった。「なかなか出回らないレアなアイテムも状態よくそろっているので、新製品目当ての方もぜひチェックしてみてください」と話す。

 ちなみに閉店後にセールを開いたのは、「店舗スペースの賃貸契約が1月5日まで残っているため、そのまま放置しているのが惜しいということで決定したんですよ。セール後のいろいろな処理もあるので、12月28日以降に営業を続けることはないです」という理由から。ただ、こうしたセールが開けたことは多くのスタッフが歓迎しているようで、「閉店した際は、予想以上に女性のお客様から多くの連絡をいただきました。静かな店内でパーツやBTOマシンが探せるとあって、穴場ショップとしてご愛顧してくださった方が多いようです。ありがたいことですよね」としみじみ話してくれた。

 最後にセールの意気込みついて、「せっかくだから最後に盛り上げて終わりたいですね。できることならいつかまた戻ってきたいですが、今回のお別れを派手にできればと思っています」と語ってくれた。

GENO工房では基本的に扱わなかった中古やジャンク品も大量に置かれている(写真=左)。IBMの超高解像度ディスプレイ「T221-9503-5M1」(写真=中央)。中古のオーディオ機器なども販売されていた(写真=右)

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