UnLocked Power Technology以外にも、GIGABYTE製マザーボードに導入されている「性能向上機能」として、「Hotkey OC」が取り上げられた。この機能を利用すると、キーボードの任意のキーにオーバークロック設定を割り当てて、ワンアクションでシステムのベースクロックや駆動電圧などを引き上げることが可能になる。
ライブデモでは、Hotkey OCで割り当てた複数の設定を組み合わせて、Core i5-665Kを搭載した「GA-P55A-UD4P」のシステムを4.8GHzのクロックアップするのに成功した。


HotKey OCは、ベースクロックやCPUの倍率変更、駆動電圧の変更がリアルタイムで可能だ(写真=左)。HotKey PCを使ってCore i5-665KとGA-P55A-UD4Pのシステムでオーバークロックを行った結果。HotKey OCを利用しない場合よりCPUのクロックはより高く設定できている(写真=中央)。GIGABYTEが提供している設定ツール「EasyTune 6」を使えばすべてのGIGABYTE製マザーボードでHotKey OCが利用できる(写真=右)

会場では、HotKey OCを利用してオーバークロックのデモが行われた。3.2GHzで動作するCore i5-665Kを搭載したGA-P55A-UD4Pで(写真=左)、ベースクロックを上げて3.8GHz動作をクリア(写真=右)、最後に倍率を20倍に引き上げて4.8GHz動作を成功させた(写真=右)このほか、プレスカンファレンスでは、iPadやiPhone、スマートフォンといったPC以外のデバイスからPCのオーバークロック設定が行える「Cloud OC」という技術も公開した。「Cloud OC」では、WebブラウザでCloud OCのユーザーインタフェースにアクセスすることで、Cloud OCに用意されている設定を利用してアクセスしたデバイスからオーバークロックを行う。
Webブラウザで利用できるので、PC以外のデバイスで行えるだけでなく、設定したいPCから離れた場所からでもオーバークロックが可能になる。プレスカンファレンスでは、iPadからCloud OCにアクセスして、Core i5-665Kを搭載したGA-P55AーUD4Pのシステムに対してオーバークロックを行うデモが紹介された。


Webベースの設定ツール「Cloud OC」を利用すれば、iPhoneやiPadからPCのオーバークロックが可能になる……(写真=左)、実際にiPadからCloud OCにアクセスして、表示される設定項目のスライドバーを“ぬるぬる”と動かすと(写真=中央)、Core i5-655Kの動作クロックが3.2GHzから3.8GHzに上がった。お見事!(写真=右)
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