アキバで深夜販売まで計画される「FF14」のスゴい人気古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2010年09月21日 10時05分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]
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「まあ、AMDらしいっす。驚きはないっす」――新しい6コア「Phenom II X6 1075T」の発売が数日間延期に

 先週の土曜日、AMDの新しい6コアCPU「Phenom II X6 1075T」が複数のショップに入荷した。価格は2万4000円弱で、最上位の1090T Black Editionと下位の1055Tの中間的な価格帯となる。ただし、パッケージの表記ミスにより、発売が延期となってしまった。

AMD「Phenom II X6 1075T」

 パッケージに記載された仕様は、9MバイトのL3キャッシュに動作クロックは2.8GHz。ターボコアにより3.3GHzまで引き上げられるというもの。TDPは125ワットだ。しかし、某ショップは発売前に「これだと下位の1055Tと同じ動作クロックになるんですよね。1055TはTDP 95ワット版が出たばかりですし、それより上位となると3GHzあたりになると思うのですが・・・…」と漏らしていた。そしてまもなく、通常クロック3GHzでターボ時に3.5GHzまでクロックアップする仕様と分かり、代理店経由で発売延期が決まったという。「パッケージの表記ミスだけですし、シールを張ればおそらく連休明けにも発売できるのかなと思います。連休中の目玉にはできませんでしたが、まあ、(同様のことが)以前にもあったし、仕方ないですね」と笑う。

 “以前”というのは、ちょうど1年前に発売された「Athlon II X2 240e」と「Athlon II X2 235e」を指す。8000円前後と7000円前後で売られるデュアルコアCPUで、動作クロックは2.8GHzと2.7GHz。L2キャッシュは2Mバイトとなる。しかし、初回パッケージには、「Quad-Core」と「1.5MB Total Cashe」の文字があり、仕様表のミスから約半数のショップが販売を見合わせた。

 そうした経験があるだけに、突然の発売延期にもとまどいの声は聞かれなかった。別のショップは「まあ、AMDらしいミスですね。モノ自体はちゃんと作っていますし、多くのユーザーが気にしないんじゃないかと思いますけど、発売延期ということなのでそれに従います。モノとしては久しぶりの6コアCPUということで、大ヒットとはいかないまでも安定したヒットを飛ばしてくれると期待しています」と話していた。

2009年9月に発売された「Athlon II X2 240e」と「Athlon II X2 235e」

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