そのほかのジャンルで注目を集めていたのは、コルセアの水冷キット「CWCH70」だ。CPUブロック兼ポンプとラジエーターの組み立て済みキットで、価格は1万5000円以下。昨年8月に登場した1万円前後で買える水冷キット「CWCH50」の強化モデル的な仕様で、ラジエーターの厚みが50ミリと2倍になり、2000rpmの12センチファンを2基装備している。また、CPUブロック兼ポンプはCWCH50の高さ60ミリから29ミリへと半分以下の小型化を実現した。対応ソケットはLGA1336/1156/775とSocket AM3/2となる。
入荷したクレバリー1号店は「価格的に定番化するかは微妙ですが、冷却性能はCWCH50よりも高いと思われるので、ワンランク上の水冷キットとして人気が出ることを期待しています」と話していた。
冷却系では、汎用ファンの新製品も多かった。羽に小さなフィンを加えたザルマンの12センチファン「ZM-SF3」は、「風切り音が減って、振動も抑えられるようです。こういう工夫のあるファンは実際に動かしてみるとけっこう違いがあって面白いんですよね」(TSUKUMO eX.)という。価格は2000円弱。
また、恵安からはマイナスイオンが発生するという12センチファン「KNANO12M-BL」が登場している。価格は2000円弱。同時に内蔵LEDで中間色を含めた256色の発光が可能な「KNANO12M-256」も2000円強で出回った。2モデルとも防水仕様となっており、水洗いが可能なのも特徴だ。
TSUKUMO eX.は「マイナスイオンがどんな効果を発揮するのか分かりませんが、単純に水洗いできるファンは好評なので、年末にかけたPCの大掃除を想定している人には人気が出るかもしれません」と語っていた。
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