USB 3.0対応のPC周辺機器といえば、これまでHDDやHDDケース、SSD、USBメモリなどのストレージ関連が登場しているが、先週はビデオキャプチャユニットも加わった。Blackmagic Designの「Intensity Shuttle」で、価格は1万9000円弱。在庫は少数だ。
Intensity Shuttleは、1080i/pの映像が扱えるユニットで、外部機器側のインタフェースには、HDMIとコンポーネント、Sビデオ、コンポジットを備える。コピーガードが施された映像の取り込みは非対応だが、フルHD映像を無圧縮でPCに送れるうえ、SD映像をHD画質にアップコンバートする機能もハードウェアで行える。
入荷したTSUKUMO eX.は「マザーにUSB 3.0がついていても、これまではバックアップなどのデータ転送でしか役立てられませんでしたが、Intensity Shuttleの登場で可能性が広がりましたね。製品自体がどれだけ売れるかは未知数ですが、USB 3.0の価値を高めるためにもこういう新ジャンルの製品が増えていくことを期待しています」と語ったが、初回入荷分は週末を待たずに売り切っている。ユーザーの反響も上々の様子だ。
USB 3.0とほぼ同時期に普及が始まったSATA 3.0の可能性も広がっている。先週登場したのは、CrucialのSSD「RealSSD C300」シリーズ1.8インチモデルだ。1.8インチドライブでは初のSATA 3.0対応モデルで、端子の形状はmicroSATAとなる。ラインアップは256Gバイトの「CTFDDAA256MAG-1G1」と128Gバイトの「CTFDDAA128MAG-1G1」、64Gバイトの「CTFDDAA064MAG-1G1」の3種類。価格は順に、6万5000円〜6万8000円前後、3万5000円弱、1万6000円弱だ。64Gバイトモデルは在庫がとくに少なく、ほかの2モデルは比較的買いやすい状況となっている。
パソコンショップ・アークは「microSATA対応のノートPCはまだ数が少ないですが、新しいRealSSD C300シリーズの価格がこなれていることもあり、初回から反応はいいですね。リードの最大速度は355Mバイト/秒と、これまで登場している2.5インチタイプと同じなのも魅力です。1.8インチドライブで最速を目指すなら、圧倒的にコレです」とプッシュする。ちなみに、ライト速度は、256Gバイトモデルが最大215Mバイト/秒で、128Gバイトモデルは140Mバイト/秒、64Gバイトモデルは75Mバイト/秒となっている。
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