先週はユニークな機能を備える新製品が多かった。外付けディスプレイで目立っていたのは、アイ・オー・データ機器のUSB 2.0接続の10.1型(1024×600ドット表示)モデル「LCD-USB10XB-T」だ。価格は1万7000円以下で、在庫はやや少数。抵抗膜方式のタッチセンサを搭載しているのが特徴だ。付属のACアダプタから給電する仕様で、サイズは247(幅)×27(奥行き)×161(高さ)ミリとなる。
入荷したツートップ秋葉原本店は「マルチタッチ機能は搭載していませんが、タッチ操作できるため入力デバイスとしても使えます。例えば、メーラーの受信アイコンやスカイプの通話ボタンをタッチするなど、使い道が広がるでしょう。解像度が高いこともあり、プラスアルファの便利さが期待できる実用的なサブディスプレイになると思います」と高評価だ。
AV関連では、デジタル3波チューナーを2基搭載する、ピクセラの「PIX-DT230-PEO」が注目を集めていた。価格は2万5000円以下だ。PCI Express x1カードで、ハードウェアAVCトランスコードに対応しているのが特徴。同様の製品は6月にアイ・オー・データ機器から「GV-MVP/XSW」が登場している。
フェイス秋葉原本店は「キャプチャカードのヘビーユーザーにはBSデジタルをよく見る方が多いので、このカードは歓迎されるでしょうね。あまり劣化させずに大幅なデータ容量の削減が狙えるので、シーズンを通して録画したい番組がある人にオススメです」と語る。
※記事初出時、PIX-DT230-PEOに関して、ハードウェアAVCトランスコードは、「デジタル3波対応では初」と記述しておりましたが、アイ・オー・データ機器の「GV-MVP/XSW」が先行しており、初ではありません。おわびして訂正いたします。
また、8月6日前後の発売が予定されている、サーマルティクのミドルタワーケース「V6 BlacX Edition」を展示するショップも増えている。上面前方に3.5インチと2.5インチのSATAドライブを挿せるスタンドを搭載しているのが特徴だ。予価は1万1000円前後になっている。TSUKUMO eX.は「リムーバブルケースよりも手軽にドライブの差し替えができるので、結構ニーズがあると思います。最近は机の下にPCケースを置く方が多いようですが、そういう人は上面にドライブが挿せるスタンドがあれば、かなり快適に使えるでしょう。価格もこなれているので、新たにマシンを組む人にもオススメです」と話していた。
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