日本ユーザーのために“自己修復”──新型「LaVie Light」は、何が変わったのか:Netbookはもう終わり?「いや、キミのはワイヤーブラシで“ガリッ”できるかい?」(4/4 ページ)

» 2010年10月21日 14時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
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ベンチマークテストの結果はそこそこ ただ、YouTubeの720p動画もしっかり再生できる

ベンチマークテスト LaVie Light(BL550/CS)
PCMark Vantage 1.0.2.0 PCMark 1454
Memories 473
TV and Movies 1346
Gaming 651
Music 1842
Communication 1217
Productivity 962
HDD Test 2684
PCMark05 PCMarks 1744
CPU 1649
Memory 2112
Graphics 540
HDD 3749
3DMark06
(1024×768)
3DMarks 144
SM2.0 66
HDR/SM3.0 N/A
CPU Score 736
FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3 HIGH 797
LOW 1061
Windowsエクスペリエンスインデックス プロセッサ 3.1
メモリ 4.7
グラフィックス 2.9
ゲーム用グラフィックス 3.0
プライマリハードディスク 5.3

 続いてBL550/CSのパフォーマンスをチェックしよう。

 Windows 7のエクスペリエンスインデックスにおける基本スコアは2.9で、こちらはCPU統合のグラフィックス性能がやや足を引っ張ってしまった。それ以外はOSの基本機能が快適に使える基準となる「3」以上だ。CPUスコアは3.1で、シングルコアのAtomでは「3」を超えることがなかったことを考慮すると、定格クロックこそ低め(1.5GHz)だが、デュアルコア化でCPU処理能力、そしてPC全体としてのパフォーマンスはしっかり向上している。

 PCMark05、3DMark06、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3でのベンチマークテストでは、スコアだけ比較すると少し微妙だ。PCMark05ではシングルコアのAtom N470搭載製品を上回るものの、CPUのコア数がリニアには反映されない3DMark06や、ほとんど反映されないFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3ではスコアが下回った。

 とはいえ、体感値は異なる。より動作クロックの高いシングルコアAtom搭載PCと比較して遅い印象は受けないし、Windows 7 Home PremiumのAeroを有効にしても至って普通に使える(下位モデルのBL350/CWや一般的なNetbookは、機能制限のあるWindows 7 Starterがプリインストールされる)。また、YouTubeでいくつかの720p(1280×720ドット、ノンインターレス)動画を再生してみたが、ほぼコマ落ちなく再生が可能あった。

 もっとも、CPU使用率は80〜90%程度まで上昇するので余裕があるとは言えないのが、再生さえ満足にできなかった一昔前のNetbookと比べれば、十分メインマシンとして使用できるレベルにはあると思う。


photophoto Windowsエクスペリエンスインデックスの結果(画像=左)、YouTube 720p動画再生中のCPU使用率(画像=右)

国内メーカーらしさがところどころに光る、ミニノートPC

photo

 LaVie Light BL550/CSの価格は、実売8万円台弱だ(NEC Directの直販価格は7万9800円から)。Atom N550を搭載する10型クラスのNetbookと比べると必ずしも安価ではないが、OSがWindows7 Starterでなく32ビット版のWindows 7 Home Premiumであること、オフィススイートも期間限定版でないOffice Personal 2010をプリインストールすること、そして、Windows 7が快適に動作する2Gバイトのメインメモリを標準で搭載することなどをふまえると、競合製品との価格差はぐっと縮まるといえる。そして、スクラッチリペア機能だ。キズが付いてしまうと所有満足度が落ちる──愛着が一気に失せることを1度は体験したことがあると思われる。こういった方向からの訴求は、日本ユーザーのことを深く理解し、日本メーカーだからこそできる“プラスアルファの安心感”の提供にもつながる。

 Netbookは利用できるコアコンポーネントに若干の制約があるので、単純に性能面だけで他社製品と差別化を図るのは難しい。そこで国内メーカーのNECは、LaVie Lightを“ならでは”の技術、機能とともに、国内ユーザーのニーズを反映したミニノートPCに仕上げた。モバイルWiMAXとともに使うモバイル中心の利用はもちろん、インターネットやオフィススイートもメインで使うミニノートPCとして満足度の高い製品になるはずだ。



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