「HP Mini 210-2000」に最新Netbookの進化を見る元麻布春男のWatchTower(3/3 ページ)

» 2010年10月27日 09時30分 公開
[元麻布春男(撮影:矢野渉),ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

半年で大きく完成度を高めたHP Mini最新モデル

Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア

 このHP Mini 210-2000の性能だが、先日取り上げたHP Mini 5103(シングルコアのAtom N455ベース)と比べて、おおよそ1.5倍というところ。デュアルコア化したことによる効果は大きい。使っていても、サクサク動くようになった、という感じではないものの、待たされることでイラつくことが大きく減ったように感じた。

 バッテリー駆動時間は、海人氏のBBench 1.01を利用して実測した(条件は、10秒ごとにキー押下、1分おきに無線LANでWebアクセスを行う設定)。標準の6セルバッテリーで約6時間28分動作し、Netbookとしては長時間駆動が行える。

 6セルバッテリーを違和感なく一体化したデザイン、デュアルコアCPUの採用による性能の改善、ほぼ等ピッチのキーボード、高解像度ディスプレイなど、このHP Mini 210-2000は、Netbookとして非常に高い完成度を持つ。と同時に、価格も同社直販で4万9980円と比較的手ごろだ。

 わずか半年前の春モデルでは、シングルコアCPUのAtom N450ベースでWSVGAディスプレイ(解像度1024×600ドット)のHP Mini 210が同じ価格であった。それを踏まえれば、本機のコストパフォーマンスがいかに高いか分かろうというものだ。おそらく現時点において、最も満足度の高いNetbookの1台だろう。5万円以下で、持ち運んで利用するノートPCを探しているなら、ぜひ検討に入れてほしいと思う。

PCMark05のスコア
CrystalMark 2004R3のスコア

3DMark06(1366×768ドット)のスコア
FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3のスコア

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年03月29日 更新
  1. ミリ波レーダーで高度な検知を実現する「スマート人感センサーFP2」を試す 室内の転倒検出や睡眠モニターも実現 (2024年03月28日)
  2. Synology「BeeStation」は、“NASに興味があるけど未導入”な人に勧めたい 買い切り型で自分だけの4TBクラウドストレージを簡単に構築できる (2024年03月27日)
  3. ダイソーで330円の「手になじむワイヤレスマウス」を試す 名前通りの持ちやすさは“お値段以上”だが難点も (2024年03月27日)
  4. 「ThinkPad」2024年モデルは何が変わった? 見どころをチェック! (2024年03月26日)
  5. ダイソーで550円で売っている「充電式ワイヤレスマウス」が意外と優秀 平たいボディーは携帯性抜群! (2024年03月25日)
  6. 日本HP、個人/法人向けノート「Envy」「HP EliteBook」「HP ZBook」にCore Ultra搭載の新モデルを一挙投入 (2024年03月28日)
  7. 次期永続ライセンス版の「Microsoft Office 2024」が2024年後半提供開始/macOS Sonoma 14.4のアップグレードでJavaがクラッシュ (2024年03月24日)
  8. そのあふれる自信はどこから? Intelが半導体「受託生産」の成功を確信する理由【中編】 (2024年03月29日)
  9. 日本HP、“量子コンピューティングによる攻撃”も見据えたセキュリティ強化の法人向けPCをアピール (2024年03月28日)
  10. サンワ、Windows Helloに対応したUSB Type-C指紋認証センサー (2024年03月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー