このHP Mini 210-2000の性能だが、先日取り上げたHP Mini 5103(シングルコアのAtom N455ベース)と比べて、おおよそ1.5倍というところ。デュアルコア化したことによる効果は大きい。使っていても、サクサク動くようになった、という感じではないものの、待たされることでイラつくことが大きく減ったように感じた。
バッテリー駆動時間は、海人氏のBBench 1.01を利用して実測した(条件は、10秒ごとにキー押下、1分おきに無線LANでWebアクセスを行う設定)。標準の6セルバッテリーで約6時間28分動作し、Netbookとしては長時間駆動が行える。
6セルバッテリーを違和感なく一体化したデザイン、デュアルコアCPUの採用による性能の改善、ほぼ等ピッチのキーボード、高解像度ディスプレイなど、このHP Mini 210-2000は、Netbookとして非常に高い完成度を持つ。と同時に、価格も同社直販で4万9980円と比較的手ごろだ。
わずか半年前の春モデルでは、シングルコアCPUのAtom N450ベースでWSVGAディスプレイ(解像度1024×600ドット)のHP Mini 210が同じ価格であった。それを踏まえれば、本機のコストパフォーマンスがいかに高いか分かろうというものだ。おそらく現時点において、最も満足度の高いNetbookの1台だろう。5万円以下で、持ち運んで利用するノートPCを探しているなら、ぜひ検討に入れてほしいと思う。
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