“地デジ+3D”のラインアップを強化、Sandy Bridge、新モバイルノートも──NEC「LaVie/VALUESTAR」新モデル2011年PC春モデル(2/3 ページ)

» 2011年02月01日 11時00分 公開
[ITmedia]

高機能なAV性能、大型ディスプレイを内蔵する液晶一体型デスクトップPC「VALUESTAR W」

photo VALUESTAR W

 「VALUESTAR W」は、フルHD(1920×1080ドット)表示対応の23型ワイド液晶ディスプレイと地上/BS/110度CSデジタル放送対応のダブルチューナー、Blu-ray Discドライブ、ウーファー付きのYAMAHAサウンドシステムとともに、インテルの第2世代Coreプロセッサーを新たに搭載した液晶一体型デスクトップPC。映像とサウンド、PCとしての基本性能の高さを両立する高性能AV志向のシリーズとして展開する。

 最上位モデルの「VW970/DS」は偏光板方式の3D立体視に対応し、付属する3Dメガネとともに3D対応コンテンツが楽しめる。ひかりTVなどが放送する3Dデジタル放送の視聴、Blu-ray 3Dの再生、3D対応のWeb動画(YouTube)といった3D専用コンテンツはもちろん、既存の動画(DVDタイトルなど)や写真を3D化して表示する機能も備える。


プライベートルームへの導入に適する、主力の“ほぼ全部入り”地デジPC「VALUESTAR N」

photo VALUESTAR N

 20型ワイドの液晶ディスプレイを備える主力シリーズ「VALUESTAR N」は、定評のあったスタイリッシュな液晶一体型のスタイルはそのままに第2世代Coreプロセッサーや高速転送できるSDXC対応のマルチメモリカードスロット、USB 3.0といった先進機能を盛りこみ、PCとしてのパフォーマンスを向上させた。

 “オールインワン地デジPC”としての機能も従来通りに充実する。上位モデルはこれまでのシングルチューナーから地上/BS/110度CSデジタル放送対応のダブルチューナーに刷新しつつ、新たな低音再生技術を盛りこんだYAMAHAサウンドシステムでサウンド面の強化も図った。最上位モデル「VN970/DS」は、上位シリーズVALUESTAR Wと同様機能を実現する3D立体視にも対応する。

 カラーバリエーションも豊富で、全3色(クランベリーレッド、ファインホワイト、ファインブラック)を用意する。より操作性を向上させたワイヤレスのアイソレーションキーボードやボディと同色のワイヤレスマウスも標準で備える。


高性能志向のユーザー向け、Core i7+NVIDIA 3D Vision対応デスクトップPC「VALUESTAR L」

photo VALUESTAR L

 セパレート型デスクトップPCの「VALUESTAR L」は、ノートPC向けプラットフォームを採用する他シリーズ(液晶一体型デスクトップPCを含む)と異なり、シリーズ内で唯一より高い性能が期待できるデスクトップPC向けのプラットフォームを採用する、高性能志向のユーザー向けPCとして展開する。

 上位モデル「VL750/DS」の主な仕様は、Intel H67 Express+Core i7-2600S(2.5GHz/最大3.3GHz/クアッドコア/Hyper-Threading Technology対応)、外部GPUであるGeForce GT 435Mの組み合わせに、標準で8Gバイトのメインメモリ、1TバイトのHDD、Blu-ray Discドライブ、USB 3.0、HDMI入出力、フルHD(1920×1080ドット)+3D対応の23型ワイドの液晶ディスプレイが付属する。3D立体視はアクティブシャッター方式のNVIDIA 3D Visionに対応し、Blu-ray 3Dや2D→3D変換機能に加えて3D対応の市販ゲームタイトルも楽しめる。


 NECは先日1月28日、中国レノボ・グループと国内PC事業を統合した合弁会社を設立し、2011年6月の設立を予定する「NEC レノボ・ジャパングループ(Lenovo NEC Holdings)」に両社のPC事業を移管すると発表した。

 今回発表された個人向けPCであるLaVie、VALUESTARシリーズも、6月の設立以降は形式的にはNEC レノボ・ジャパングループ(の傘下に置かれる「NECパーソナルコンピュータ」)での販売となる予定。ただ、(当面は)LaVieおよびVALUESTARはNECブランドで、かつ開発の主軸もNECが展開する意向とする。LaVie、VALUESTARを含むNECのブランドはそのまま継続される。

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