P67/H67マザーが消えたアキバの現状古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2011年02月07日 10時17分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]
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初のFusionマザーや毎秒400Mバイト超のSATA 3.0 SSDなどがデビュー!

 旧暦の1月1日は、2011年は2月3日が該当する。旧正月期間はメモリだけでなく、ボード類などの供給も減るため、新製品が出にくくなるが、先週はその直前に投入されたモデルが数多く店頭に並んだ。

 マザーボードの注目株は、GPUとCPUを統合したAMD初のプラットフォーム「Fusion」を採用したmicro ATXマザーだ。ASUSTeKの「E35M1-M PRO」で、価格は1万6000円弱。統合プロセッサには、TDP 18ワットのデュアルコア「AMD E-350」を採用しており、USB 3.0ポートやSATA 3.0対応のeSATA端子なども備えている。そのほか、x4動作ながらPCI Express x16スロットを搭載するほか、オンボードでHDMIやアナログRGB出力が可能なのも特徴だ。

 TSUKUMO eX.は「IONの対抗といいますか、マシンの性能は抑えて機能は確保したいという人にオススメですね。初回は以前から狙っていた人も多くて、ウチではすぐに売り切れました」と話していた。

ASUSTeK「E35M1-M PRO」。TSUKUMO eX.の売り場は該当モデルのスペースだけ空になっていた

 ストレージ関連では、コルセアから初のSATA 3.0対応SSDが登場して話題を集めている。Marvell製の新コントローラーを搭載した「PERFORMANCE 3」シリーズで、ラインアップは256Gバイトと128Gバイト、64Gバイトの3種類となる。価格は順に6万円弱、3万円弱、1万6000円弱だ。

 最高速度は256Gバイトモデルのリード480Mバイト/秒、ライト320Gバイト/秒を筆頭に、128Gバイトモデルがリード410Mバイト/秒、ライト210Mバイト秒、64Gバイトモデルがリード365Mバイト/秒、ライト110Mバイト/秒と、従来のSATA 3.0 SSDの中でも最速の部類に入る。ドスパラ秋葉原本店は「最強クラスの速度が出るうえ、品質に定評のあるコルセア製とあって人気が出そうです」と期待を寄せていた。

 また、先々週に登場した「GeForce GTX 560 Ti」カードで、コアクロックを標準の822MHzから1000MHzまで引き上げた最高クロックモデルがギガバイトから登場した。デュアルファン搭載の「GV-N560SO-1GI」で、価格は2万9000円弱。メモリクロックも標準の4GHzから4.58GHzに引き上げている。ソフマップ秋葉原本館は「価格も3万円を切っていますし、今後のヒットしそうです。ただ、限定生産モデルなので、GTX 480/470カードの在庫が一掃されたあとに残っているかは微妙です」と語った。

コルセア「PERFORMANCE 3」シリーズ(写真=左)。ギガバイト「GV-N560SO-1GI」(写真=右)

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