新型「VAIO C」徹底検証(前編)――“電気なしでボディが光る”個性派ノート節電しながら目立てます(4/4 ページ)

» 2011年04月05日 11時15分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

液晶ディスプレイは2つの解像度から選択可能

 15.5型ワイド液晶ディスプレイは表示解像度が1366×768ドットとなっており、Windows 7の操作環境としては標準的だ。15.5型ワイド画面にこの解像度なので、細かい文字なども初期設定のままでかなり大きめに表示される。バックライト輝度については、内蔵の照度センサーを利用して、周囲の明るさに応じて自動調整することも可能だ。

 VAIO独自の液晶ディスプレイグレードはベーシックな「VAIOディスプレイ」だ。表面は光沢仕上げのため、写真や動画などを色鮮やかに表示できる一方、照明や外光は映り込みやすい。表示品質はこのクラスではごく普通といったところで、上下方向の視野角が少し狭い以外に、特に悪い部分は見あたらない。液晶ディスプレイの角度は約135度まで開くので、ヒザの上やローテーブルなど低い場所に置いても問題なく利用できる。

標準仕様モデルの液晶ディスプレイは1366×768ドット表示(写真=左)。周囲の明るさに応じて、バックライト輝度を自動調整することも可能だ(画面=右)

 前述の通り、直販モデルでは1920×1080ドット(フルHD)表示の15.5型ワイド液晶(液晶ディスプレイのグレードは「VAIOディスプレイプラス」)を選択できる。同じ画面サイズでグッと高解像度になるため、情報の一覧性は高まるが、人によっては表示が細かいと感じるかもしれない。

 このフルHD液晶は1366×768ドット表示の液晶に比べて、発色が少し青っぽいが、コントラスト感が高く、上下方向の視野角が広めだ。低い場所に本体を置いて使う場合は、フルHD液晶のほうが見やすかった。

バックライト搭載のテンキー付きフルサイズキーボードを搭載

 キーボードはVAIOノートおなじみのアイソレーションキーボードを採用。6段配列でテンキーも搭載しており、ほとんどのキーで約19×19ミリと広いキーピッチを確保している。カーソルキーは約1段下げられて区別されているほか、レギュラーキーとテンキーとの間も通常より少し多く約7ミリの間隔をとるなど、ミスタイプしにくい工夫も見られる。キーストロークは約1.7ミリと深くないが、スイッチの感触は悪くない。あえて強く押せば中央付近が少し沈む程度で、たわみもほとんど気にならない。総じて、なかなか入力しやすいキーボードといえる。

 また、キーボードにはバックライトも用意されている。環境光を感知する照度センサーの内蔵により、暗い場所では自動的にLEDバックライトが点灯し、各キーの刻印が光る。明るい場所へ移動すれば、バックライトは自動的にオフになる仕組みだ。

キーボードはキートップのみ露出したアイソレーションタイプで、テンキーも装備する(写真=左)。キーボードにはLEDバックライトが仕込んであり、暗闇では自動的に光る(写真=中央)。キーボードバックライトの設定は「VAIOの設定」から行える(写真=右)

 キーボードの上部には、サポートソフトの「VAIO Care」を起動する「ASSISTボタン」、Webブラウザを起動する「Webボタン」、Media Galleryを起動する「VAIOボタン」の3つのワンタッチボタンが並ぶ。電源オフの状態でWebボタンを押すと、Windows 7を起動せずにWebブラウザを高速に立ち上げる「Quick Web Access」機能(実測したところ、16秒程度で起動)が利用できる。VAIOボタンには、ほかの動作を割り当てることも可能だ。

 なお、キーボードの上部にはステレオスピーカーも内蔵しているが、ドルビーの音響技術「Dolby Home Theater v3」の搭載により、スピーカーやヘッドフォンで包囲感のあるサウンドが楽しめる。

キーボードの右上には3つのワンタッチボタンと電源ボタンが並ぶ(写真=左)。VAIOボタンには、Media Galleryの起動以外の動作を割り当てられる(画面=右)

 ポインティングデバイスは、キーボードの手前、ホームポジションの真下に2ボタン式のタッチパッドを搭載する。テンキー付きキーボードを採用するため、タッチパッドの位置はかなり左寄りだ。タッチパッドにはシナプティクス製のドライバが導入されており、パッドの右辺/下辺を利用した上下/左右スクロールやつまみズームなどの機能が使用できる。

 2つのボタンは独立式だが、デザインを優先したためか、パームレスト部との段差がなく、押しやすいとはいえない。また、タッチパッドのサイズは85×51ミリと広く、指の滑りも悪くないのだが、素材の影響か、感度はいまひとつに感じる。オプションのBluetoothレーザーマウスを同時購入して利用するのもよいだろう。

キーボードのホームポジション直下に2ボタン式のタッチパッドを装備(写真=左)。シナプティクス製のドライバが導入されている(画面=中央/右)。パッドの右辺/下辺を利用したスクール機能や、2本指の開閉でズーム/パンを行う「つまみズーム」機能などが標準で有効となっている


 以上、新型VAIO Cのデザインやスペック、液晶ディスプレイ、入力環境についてチェックした。近日公開予定のレビュー後編では、パフォーマンスやバッテリー駆動時間などをテストしていく。



前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月10日 更新
  1. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  2. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  3. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  4. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  5. Apple Siliconはなぜ「オンデバイスAI」に強いのか? NVIDIA「RTX Spark」との比較で読み解くシリコン設計の哲学 (2026年06月08日)
  6. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  7. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
  8. 新GPU「RX 9070 GRE」搭載カード発売! 既存上位モデル「RX 9070 XT」との価格差に悩む声も (2026年06月08日)
  9. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  10. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー