ソニー初の3Dノートは4倍速駆動で高画質化――「VAIO F」:2011年PC春モデル

» 2011年03月08日 10時00分 公開
[ITmedia]

国内外のイベントに参考出展されていたVAIO 3Dノートがついに発売

「VAIO F」の3D立体視対応モデル

 ソニーは、16型クラスのAVノートPC「VAIO F」に3D立体視対応モデルを追加、3月19日に発売する。店頭販売向けの標準仕様モデルは「VPCF219FJ/BI」を用意。VPCF219FJ/BIの価格はオープンで、実売価格は25万円前後の見込みだ。

 VAIO Fはテレビ録画や映像/音楽コンテンツの視聴、さらには写真や動画のクリエイティブ用途まで想定した“プレミアムAVノートPC”という位置付けの製品。従来機種をマイナーアップデートした春モデルの第1弾が販売中だが、新たに“VAIOシリーズ初”の3D立体視対応モデルが加わる。

 3D立体視は、左右両目向けの映像を交互に再生するフレームシーケンシャル方式を採用。同社の液晶テレビ「BRAVIA」と同じアクティブシャッター方式の3Dメガネが付属し、これをかけることで3Dコンテンツの立体視が楽しめる。3Dメガネのシャッターと画面表示の切り替えを同期させるためのIRエミッターは、液晶ディスプレイの上部に内蔵してある。

 同方式のPC向け液晶パネルは通常、2倍速(120Hz)駆動だが、VAIO Fでは4倍速(240Hz)駆動に対応した高速応答/広視野角/低反射コート付きの16型フルHD液晶パネル(VAIOディスプレイプレミアム)を新採用。左右の映像切り替え時にLEDバックライトを消灯しつつ、黒画像を挿入することで、左右画像の混ざりによる画質低下(クロストーク)を大幅に抑えた。1/240秒ずつ、左目用映像、黒、右目用映像、黒と表示していく仕組みだ(中間フレームの補間は行わない)。

 また、VAIO Fは3D対応テレビに比べて画面サイズが小さく、視聴距離が近くなるため、3Dコンテンツの奥行きを自動調整して目の焦点を合わせやすくする機能も備える。

 Blu-ray 3DとNVIDIA 3D Vision対応のゲーム、フォト、ビデオといった3Dコンテンツを立体視できるほか、Blu-ray DiscやDVD、地上デジタル放送、ゲーム、ビデオなどの2Dコンテンツをボタン1つで3D映像に変換して立体視することが可能だ。2D/3D変換時における3D立体視の奥行き感は3段階に調整できる。3Dコンテンツの2D変換表示もサポートしている。

フレームシーケンシャル方式の3D立体視に対応する。視聴可能範囲は画面からの距離が300センチ、左右が各60度、上が45度、下が30度。視聴推奨範囲は画面からの距離が60センチ、角度が90度(画面に垂直)だ

 VPCF219FJ/BIの基本スペックは、4コア/8スレッド対応の第2世代Core i7-2630QM(2.0GHz/最大2.9GHz)、Intel HM65 Expressチップセット、NVIDIA GeForce GT 540M(グラフィックスメモリ1Gバイト)、4Gバイトメモリ(PC3-10600/2Gバイト×2)、640GバイトHDD(5400rpm)、Blu-ray Discドライブを搭載する。

 通信機能は1000BASE-Tの有線LAN、IEEE802.11b/g/nの無線LAN、Bluetooth 3.0+HSを標準装備し、インタフェース類はUSB 3.0×2、USB 2.0×1、4ピンのIEEE1394、3D対応のHDMI出力、D-Sub出力、ヘッドフォン/光デジタル音声出力兼用、マイク入力、メモリースティック PRO-HGデュオ/SDXC対応SDメモリーカード共用スロット、Exmor CMOSセンサーによる有効画素数約131万画素のWebカメラを備える。AVCトランスコーダーによる長時間録画に対応したダブル地上デジタルテレビチューナー、ソニー独自のバーチャルサラウンド技術「S-FORCE」なども搭載する。

 ボディは光沢ブラックを基調とした新デザインを採用。ノイズレスをコンセプトに装飾を省いた外観としている。本体サイズは398.3(幅)×271.3(奥行き)×34〜45.4(高さ)ミリ、重量は約3.2キロだ。バッテリー駆動時間は標準で約2.5時間、オプションのLバッテリー装着時で約4時間となる。

 プリインストールOSは64ビット版Windows 7 Home Premium、オフィススイートはOffice Home and Business 2010を採用する。

天面が底面より少し短いデザインを採用。液晶を閉じた様子は2枚の板が浮かんでいるイメージという

 なお、購入時に仕様が選べるソニーストア直販のVAIOオーナーメードモデルでは、4コア/8スレッド対応のCore i7-2820QM(2.3GHz/最大3.4GHz)や8Gバイトメモリ(PC3-10600/4Gバイト×2)、512GバイトSSD、64ビット版Windows 7のエディション、Adobe Creative Suite 5 Production Premiumなどが用意されている。直販価格は19万4800円からだ。

VAIO F(3D立体視対応)店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
VAIO F VPCF219FJ/BI 2スピンドル 追加モデル (新デザイン、新アーキテクチャ、3D立体視対応) Core i7-2630QM (2.0GHz/最大2.9GHz) 4096MB (DDR3) 640GB 64ビット版7 Home Premium 25万円前後
VAIO F(3D立体視対応)店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV/オフィス 重量
VAIO F VPCF219FJ/BI 3D対応16型ワイド 1920×1080 Intel HM65 BD-R/RE対応Blu-ray Disc GeForce GT 540M 地デジ×2/Office Home and Business 2010 約3.2キロ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  2. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  6. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  7. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  8. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
  9. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  10. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー