新春恒例!日本未発表VAIOをラスベガスで発見2011 International CES(1/2 ページ)

» 2011年01月06日 13時26分 公開
[長浜和也,ITmedia]

第2世代のCore iシリーズを搭載したコンセプトモデルが登場

 米国Sonyが、2011 CES開幕前日の1月5日に展示ブースを事前に公開する「Sony Press Conference」では、毎回、多数の“未発表VAIO”が展示される。その多くは、日本で“春モデル”として登場することも多いため、次期ラインアップが一足先に分かるイベントとして、注目するVAIOユーザーも多い。

 今回のPress Conferenceでは、インテルの“Sandy Bridge”こと、第2世代 Core iシリーズを搭載したデザインコンセプトが登場したほか、ステレオ立体視に対応したVAIO Fの新モデル、そして、AMDが2011 CESにあわせて発表した“Fusion”APUの“Zacate”を搭載したモバイルVAIOなどが展示されていた。

 ここでは、これらの未発表製品の特徴や、デバイスマネージャーで確認できたシステム構成、そして、Windows エクスペリエンスによるパフォーマンスを紹介する。

デザインを重視する“Sandy Bridge”搭載コンセプトVAIO

“Sandy Bridge”を搭載するデザインコンセプトの13.3型ワイドディスプレイ搭載モデル

 デザインコンセプトマシンとして展示されていたのは、13.3型ワイド液晶ディスプレイを搭載するモバイルタイプと、14.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載するオールインワンノートPCだ。どちらも動作をしていないサンプルで、スペックも明らかにされず、登場まで時間がかかるとのことだが、プラットフォームは第2世代のCore iシリーズをCPUとして採用する“Huron River”を採用する。

 13.3型ワイドディスプレイ搭載モデルは、本体にUSB 2.0を2基、USB 3.0を1基、そして有線LAN、HDMI、アナログRGB出力、SDメモリーカードリーダー、メモリースティックリーダーなどを備えるほか、キーボードにはアイソレーションタイプを採用する。また、従来のVAIO Zのように、「STAMINA−SPEED」の切り替えスイッチを備えているので、外付けGPUと統合されたグラフィックスコアを状況に応じて使い分けできる可能性がある。

 また、外付けのユニットとしてバッテリーを組み込んだ底面ユニットと、インタフェースを拡張できるドッキングステーションも用意される。バッテリーユニットは、容量49ワットアワーのバッテリーを組み込んだユニットを底面に取り付けるもので、バッテリー駆動時間を2倍にできると米Sonyは説明している。ドッキングステーションも底面に取り付けて、背面に2基のUSB、HDMI、アナログRGB出力、2基の有線LANなどのインタフェースが増設できる。

“Sandy Bridge”を搭載するデザインコンセプトの13.3型ワイドディスプレイ搭載モデルは、2種類のカラーバリエーションが展示されていた。製品として用意されるカラーバリエーションの数は「教えられない」とのこと

アイソレーションタイプのキーボードを採用(写真=左)。その左上には、「STAMINA−SPEED」の切り替えスイッチを備える(写真=右)

外付けユニットとして、底面に取り付けるバッテリーユニットと(写真=左)、インタフェースを増設するドッキングステーションが展示されていた(写真=右)

ある意味、VAIOの展示コーナーで最も目立っていた“Sandy Bridge”搭載コンセプトマシンの14.1型ワイドディスプレイ搭載モデル。カラーバリエーションは蛍光グリーンと蛍光オレンジの2パターンが展示されていたが、こちらも製品版でどれだけ用意するかは“教えられない”とのこと

本体搭載のインタフェースとしてUSB 3.0やHDMIを備える

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