第4回 「VAIO P」と知らない街をブラブラする:第2世代VAIO P ロードテスト(1/2 ページ)

» 2010年11月17日 10時00分 公開
[鈴木雅暢,ITmedia]

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VAIO Pを抱えて本八幡駅に途中下車

 前回は中山競馬場(千葉県船橋市)にて、撮影がてら「VAIO P」で競馬予想をしたり勝ち馬投票券を買ってみたりした。今回はその続き、帰り道のお話である。

 撮影が終わるとクタクタになって自宅へ直行することも多いのだが、この日はそうでもなかったので、記事のネタ作りついでに途中で一服していこうと考えた。というわけで、乗り換え駅である本八幡駅(北口)にふらっと降り立ってみた。

 日曜日の夜だったが、駅に出入りする通行人がほぼ途切れることなく行き交い、パチンコ店やら何やらの客引きなども見られ、なかなかにぎやかだ。そんな中、重い撮影機材の入ったバッグを足元に置き、おもむろにグリーンのVAIO Pを取り出してみる……。

 VAIO Pが小さいとはいっても携帯電話よりはずっと大きく、何しろこの色が思いっきり目立つ。やはり、どうしても好奇の視線が向けられるのは避けられないが、もはや慣れっこである。

都営新宿線の終着駅である本八幡駅(北口)。タクシーや路線バスが乗り付けるロータリーがあり、周囲にレジャーや飲食店が入ったビルが建ち並ぶ。たまには、VAIO Pと普段訪れる機会がない街にふらっと出てみるのも悪くない


VAIO Pの位置情報サービスはどんなものか?

 なぜ駅前でVAIO Pを取り出したかというと、それはVAIO Pをガイドブック代わりに一服できるスポットを探してみようと思ったからだ。VAIO Pには位置情報サービスを利用できるソフトウェアとして、「VAIO Location Search」と「x-Rader」の2種類がプリインストールされており、外出先で周辺のスポット情報を手軽に調べられる。

「VAIO Location Search」は街歩きに便利な機能を1画面に集めているが、ウィンドウサイズが小さくて固定というのがもどかしい。ここまで小さなウィンドウに天気予報まで詰め込む必要はないのではないか。画面右上の黒いツールがDigital Compassガジェットだ

 VAIO Location Searchは、ワイヤレスWANモデルが内蔵するGPSと標準装備している無線LANの電波の両方からリアルタイムで現在の位置情報を割り出す「PlaceEngine」サービスを利用した周辺情報表示ツールだ。「PetaMap」(ソニーが運営するスポット情報付きの地図サービス)や「Google マップ」と連携し、地図上に周辺スポットを表示しつつ、天気予報も同時に示してくれる。VAIO Location Searchはユーザーが現在向いている方角もリアルタイムで通知することに加えて、より正確な方角が分かるツールの「Digital Compassガジェット」との併用も可能だ。つまり、簡易的なナビとしての活躍も期待できる。

 ただ、これを利用するには無線LANデバイスが有効であり、かつインターネット接続されている必要があるため、外出先のどこででも使えるわけではない。また、杉並区の筆者自宅付近だとマンション情報ばかり表示されるように、デフォルトのままだとスポット情報がありすぎてつかみどころがないといったケースも見られる。検索などでうまく絞り込むなど、使いこなしにはコツが必要だ。

 VAIO Location Searchの一番の難点はウインドウサイズが小さく固定されてしまっていることだろう。VAIO Pの高解像度で小さい画面上のさらに小さいウィンドウで見なければならないため、街を散策しながら使うのは結構つらく感じる。しかも、1画面に表示できないスポット情報へのリンクが天気予報の表示と重なって表示されてしまい、クリックできない場合もある(クリックすると天気予報サイトに接続される)。というわけで、個人的な感想を正直にいうと、「実用性はいまひとつで、今後の進化に期待」だ。

Digital Compassガジェットはデザインを変更可能。これは立体的表示
立体的表示より正確な方角を確認できる数値表示
方位磁石のようなクロコダイルデザインも用意

 一方のx-Raderは、同じくPlace Engineに対応したレーダー表示のツールだ。PetaMapのスポット情報を利用し、レーダーの種類に応じて、周辺の無線LANスポットやグルメスポットなどを検出してくれる。レーダーは無線LANスポット、ラーメン、カフェ(喫茶店、ファストフード店など)、酒場(居酒屋、バーなど)、グルメぴあ、遊園地/公園の6種類に、検索キーワードを利用するマイレーダーを加えた7種類だ。

 これもPlace Engineを利用するためにGPSか無線LANの電波は必要だが、事前に「全スポット情報」を取り込んでおけば、インターネット接続されていなくてもオフラインでスポットを検索することが可能だ。地図情報についても、PetaMapのほかにプリインストールされている地図ソフト「プロアトラス5 for VAIO」と連動しており、オフラインで利用できる。VAIO Location Searchに比べると、モバイルでの融通が利くし、レーダー表示も面白い。今回はこれを中心に使ってみることにした。

現在位置または指定駅を中心として、PetaMapのスポット情報をコンパクトに表示してくれる「x-Rader」。検索範囲は徒歩(半径300メートル)、自転車(1キロ)、車(3キロ)と3種類の広さを指定できる
レーダーの種類は7種類。無線LANスポットをはじめ、ラーメン、カフェ、酒場のほか、検索キーワードを自分で設定できる「マイレーダー」の7種類がある。選択したレーダーによって、レーダーのデザインが変わるのが楽しい
レーダーサイズはガジェット風の「マスコットレーダー」のほか、このような「マクロレーダー」もある。青印が検索したスポットで、中に白い印が入っているスポットは狭い範囲に複数のスポットがあり、クリックすると一覧が表示される

設定メニューからPetaMapの全スポット情報を取り込んでおくと、インターネット接続がなくてもスポット検索が行える。ただ、オフラインでは取り込み後の更新情報が反映されないので、こまめに取り込んでおいたほうが安心だ
PetaMapのガイドブック(マップ)を登録しておくと、ガイドブックに記載されたスポットを表示させた際に、ガイドブックの詳細な情報が表示される。PetaMapのサイトにはいろんな種類のマップがあるので、興味があるものがあったら事前に入手して取り込んでおくといい
プリインストールされている地図ソフトの「プロアトラスSV5 for VAIO」を使えば、オフラインでも地図の閲覧やルート検索が行える。ユーザーが設定を行えば、内蔵GPSで現在位置を取得してプロアトラスSV5 for VAIO上に表示することも可能だ

Sony Style(ソニースタイル)
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