←・節電しながら目立てます:新型「VAIO C」徹底検証(前編)――“電気なしでボディが光る”個性派ノート
ソニーの新型「VAIO C」シリーズは、集光材を用いた“電源なしで光る”ボディと、色鮮やかな5つのカラーバリエーション、そして新プラットフォームによる高い基本性能も備えた、2011年PC春モデルの注目機種だ。
製品ラインアップには、15.5型ワイドと14型ワイドの2つの画面サイズが用意されており、後者はソニーストア直販のVAIOオーナーメードモデルのみで販売されている。
先に掲載したレビュー前編では、15.5型ワイド液晶搭載の店頭向け標準仕様モデル「VPCCB19FJ/D(オレンジ)」を中心に、ボディデザインや基本性能、使い勝手をチェックした。レビュー後編では、パフォーマンスやバッテリー駆動時間などを検証していく。
今回は店頭販売向けの標準仕様モデル(VPCCB19FJ/D)に加えて、ソニーストア直販のVAIOオーナーメードモデル(VPCCB1AHJ)も入手できたので、同条件で各種テストを行った。
おさらいになるが、標準仕様モデル(VPCCB19FJ/D)のスペックは、Core i5-2410M(2コア/4スレッド、2.3GHz/最大2.9GHz、3次キャッシュ3Mバイト)、4Gバイトメモリ(PC3-10600/2Gバイト×2)、500GバイトHDD(5400rpm)、AMD Radeon HD 6470M(グラフィックスメモリ512Mバイト)、Blu-ray Discドライブ、1366×768ドット表示の15.5型ワイド液晶、64ビット版Windows 7 Home Premiumといった構成だ。実売価格は16万円前後となっている。
VAIOオーナーメードモデルのスペックは、Core i7-2620M(2コア/4スレッド、2.7GHz/最大3.4GHz、3次キャッシュ4Mバイト)、6Gバイトメモリ(PC3-10600/4Gバイト+2Gバイト)、640GバイトHDD(7200rpm)、AMD Radeon HD 6630M(1Gバイト)、Blu-ray Discドライブ、1920×1080ドット表示の15.5型ワイド液晶、64ビット版Windows 7 Ultimateという内容で、直販価格は19万4800円からだ。こちらはGPU切り替え機能により、Radeon HD 6630MとCPU内蔵グラフィックスのIntel HD Graphics 3000が選択できる。
まずはWindows 7標準の性能評価機能であるWindowsエクスペリエンスインデックスを実行した。標準仕様モデルの結果は、メモリが7.4、プロセッサが6.9と高く、そのほかのサブスコアも5点台をマークしており、システム全体として高い基本性能を備えていることが分かる。もちろん、さらにハイスペックな構成のVAIOオーナーメードモデルでは、全体的にワンランク上のスコアを獲得した。
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