新型「VAIO C」徹底検証(後編)――新素材の蛍光ノートをじっくりテストする性能もキラリと光るか?(3/3 ページ)

» 2011年04月06日 11時00分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

新型VAIO Cの放熱設計に迫る

 標準仕様モデルは、動作時における騒音レベルとボディの表面温度も調べてみた。室温は18度と低めで、暗騒音は32デシベルと、図書館くらいの静かな環境だ。騒音レベルは本体手前から5センチの距離で計測し、ボディの表面温度は放射温度計で計測した。

 まずは騒音レベルだが、アイドル時や低負荷時はファンが回っていることが認識できる程度で、高負荷でもCPUのみの負荷であればそう大きくはならない。ただし、3DMark06の実行など、GPUに高い負荷がかかるような状況ではかなり大きな音がすることがあった。

 一方、発熱の処理は優秀だ。18度とかなり室温が低い環境ではあったが、PCMark05と3DMark06を連続して実行した直後の表面温度を計測したところ、ボディのどの部分も27度を超えることはなかった。キーボードやパームレストなど、操作時に手が触れる部分はどこも25.5度以下に収まっている。

騒音テストの結果(写真=左)、発熱テストの結果(写真=右)

唯一無二の個性が光る新世代ノートPC

 新型VAIO C最大のウリは、ほかのPCと決定的に違う“電気なしで光る”個性的なボディデザインだ。とはいえ、それだけの製品ではなく、Sandy Bridgeと外部GPUによる高性能、そしてUSB 3.0ポートを装備するなど、最新システムならではの機能も備えており、液晶ディスプレイ、キーボード、騒音や熱処理も含めて使い勝手にも大きなマイナス点はない。純粋に据え置き型ノートPCとしての完成度も十分高いといえる。

 実売価格は標準仕様モデルで16万円前後だ。昨今はPCの低価格化が激しいため、あまり気軽に買える価格帯とはいいがたいが、デザインとスペックの高水準な仕上がりに加えて、Microsoft Office Home and Business 2010もプリインストールしていることまで考えると、納得できる範囲ではある。

 なお、VAIOオーナーメードモデルであれば、15.5型ワイド液晶選択時で8万9800円から、14型ワイド液晶選択時で6万9800円から購入できる。ソニーストアのサイトではリアルタイムに見積もりができるので、購入前にいろいろと試してみるとよいだろう。

 例えば、14型モデルで光学ドライブをDVDスーパーマルチにして、オフィススイートをなしにすれば、ほかは標準仕様モデルと同じ構成(Core i5-2410M、4Gバイトメモリ、500GバイトHDD)でも10万円以下に収まるため、低予算でも手が届きやすい。ボディデザインの見栄えがよく、高性能な大画面ノートPCを探しているなら、ぜひ検討したい製品だ。


前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月06日 更新
  1. アキバの一部ショップでHDD購入制限の動き――大容量モデルを中心に品薄感 (2026年04月04日)
  2. メモリ高騰でRaspberry Piが再値上げ/Adobe CCがユーザーに無断でhostsファイルを書き換え? (2026年04月05日)
  3. NVIDIAが「G-SYNC Pulsar」対応ディスプレイを日本初披露 何がすごい? (2026年04月06日)
  4. 迷走の5年間を経て――MicrosoftがWindows 11の“不都合な真実”を認め、改善を宣言した背景 (2026年04月01日)
  5. デジタル化もできるレコードプレーヤー「オーディオテクニカ AT-LP120XBT-USB」が20%オフの4万4000円に (2026年04月03日)
  6. 安いMacは「使えない」? MacBook Neo 8GBモデルで試す、後悔しないための活用術と注意点 (2026年04月02日)
  7. Windows 11(24H2/25H2)の3月オプション更新でインストールできないトラブル 「帯域外更新」で対処 (2026年04月02日)
  8. 待望の「Core Ultra 7 270K Plus」は静かな船出――アキバでは激安ピラーレスケースなど“高コスパ”パーツに熱視線 (2026年04月06日)
  9. 3COINSで880円の「3D構造マウスクッション」を試す 通気性抜群、これはトラックボールや分割キーボードに適したリストレストかも (2026年04月03日)
  10. 広いデスクを隅々まで照らして目の負担を抑える「BenQ ScreenBar Pro」が10%オフの1万7910円に (2026年04月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年