「Sandy Bridgeの下とはもう言えません」――レベルアップしたエントリーGPU古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2011年04月25日 12時15分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
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「Sandy Bridgeの2倍近い性能があります」――Radeon HD 6450などのエントリーGPUカードが登場

Sapphireのエントリーグラフィックスカード6モデル。HD 6670が1種類で、HD 6570が2種類、HD 6450は3種類ラインアップしている

 先週、多くのPCパーツショップにRadeon HD 6000ファミリーのエントリーGPUを搭載したグラフィックスカードが登場した。新GPUは「Radeon HD 6670」と「HD 6570」「HD 6450」の3種類で、GPUごとのカード価格は、順に1万円前後から1万2000円、9000円弱から1万円強、5000円から7000円弱となる。

 Radeon HD 6670カードは、1000MHz動作のDDR5メモリを1Gバイト搭載し、補助電源なしでピーク時66ワットの電力を使う。コアクロックは800MHzだ。HD 6570カードは標準でGDDR5 1Gバイトメモリ版とDDR3 1Gバイトメモリ版が用意されており、メモリクロックはGDDR5版が1000MHzで、DDR3版は900MHzとなる。コアクロックは650MHzで、最大消費電力は44ワット。SapphireからはDDR3 1Gバイト版と、独自仕様のDDR3 2Gバイト版が出回っており、GDDR5 1Gバイト版は玄人志向がリリースしていた。

 ローエンドのHD 6450にもGDDR5版とDDR3版があり、GDDR5 512MバイトのタイプがSapphireとMSI、玄人志向から登場していた。GDDR5版の最大消費電力は27ワットとなる。なお、SapphireからはDDR3搭載のファンレスタイプが512Mバイト版と1Gバイト版の2種類出回っている。DDR3版の最大消費電力は18ワットだ。

 こうしたエントリークラスのグラフィックスカードは、登場してから徐々に売れていくのが普段のパターンだが、今回は初回入荷から好調に売れていると語るショップが多かった。ドスパラ パーツ館は「RadeonはHD 5000が優秀すぎてHD 6000ファミリーのインパクトがやや弱いですが、ミドルレンジ以下では意外とHD 6000の進化が大きいんですよ。HD動画の再生支援などの共通機能だけでなく、スペックの底上げが著しいので、1スロット占有やファンレスなどの限られた環境でGPU性能を高めたい人にオススメですね。消費電力も低いので電源の心配もありませんし、予想以上に反応がいいです」と話していた。

 先々週から出回っているNVIDIAのローエンドGPU「GeForce GT 520」を搭載したカードも好調をキープしていた。両社のエントリーGPUの動向から、パソコンハウス東映は「Sandy Bridgeの内蔵GPUが優秀だったぶん、グラフィックスチップのローエンドも新世代で底上げされたのが大きいと思います。HD 6450はSandy Bridgeの2倍近い性能があるらしいので、もう『Sandy Bridgeがあるからローエンドカードはいらないや』と言われることはないでしょう。そこまで描画機能を求めないゲームでも十分に使えますし、AV環境を向上させるニーズにも答えられると思います」と語った。

 実際、ゲーム用途以外でのニーズが高まることを期待する声も少なくない。某ショップは「ハイスペックなマシンを求める人の多くはPCゲームのプレイを目的にしていましたが、FF14がコケたこともあり、そうしたニーズだけに頼るのは怖いと感じています。もっと動画編集やマルチ画面を使った新しい使い方が盛り上がるようにならないと、この先厳しくなるでしょうね。その入り口として、メモリ容量も十分なエントリーカードが普及してくれるのはよいことですよ」と、大きな期待を寄せていた。

玄人志向のRadeon HD 6670カード「RH6670-E1GH/D5」(写真=左)。Radeon HD 6570搭載の「RH6570-E1GH/D5」(写真=中央)。MSIのGeForce GT 520カード「N520GT」(写真=右)

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