大型連休前に登場した新製品は、オンリーワンの機能を持つユニークなモデルが多かった。まずは周辺機器系の3モデル。TSUKUMO eX.に入荷したのは、AdDが扱う「iTwin」だ。
両端に端子のあるUSBメモリのような形状のファイル共有ツールで、中央から2つに分離して2台のPCで使う。iTwinを挿したときにポップアップされるウィンドウにファイルをコピー(またはショートカットを登録)すると、もう1台のPCでもネット経由で同様のファイルが扱えるようになる。同店は「自宅のPCにある重いファイルを登録しておけば、モバイルパソコンでもネット経由で気軽にアクセスできるようになります。難しい設定なしで使えるリモートアクセスツールといったところですね。斬新な仕組みなので興味を持つ人も多いですよ」と話していた。価格は1万290円。
汎用リモコンのWand Company「KYMERA」も注目を集めていた。オモチャの魔法の杖を思わせるデザインのリモコンで、杖を左右に回したり、“突き”や“引き”、上下左右へ振るなどのジェスチャーによって、13通りの入力が行える。価格は6980円だ。入荷したパソコンハウス東映は「PC用ではないですが、かなりの人に注目されています。Wiiでジェスチャー入力に慣れているなら、すぐに使いこなせるかもしれません。これでテレビのチャンネルを変えたら楽しいですよ」とプッシュする。
USB接続のHDDスタンドで目立っていたのは、センチュリーの「裸族のHDDクローンスタンド」だ。USB 3.0に対応した3.5/2.5インチSATAドライブ用のスタンドで、4台を同時に挿せる仕様となっている。最大の特徴は1台のHDDのデータを最大3台のドライブに同時にコピーできること。価格は2万円弱だ。
クレバリー1号店は「いわばHDD用のデュプリケーターです。PCなしでHDDをバックアップできるので、大切なデータを新しいドライブや予備のドライブに移行させるのに向いています。最近は内蔵HDDをリムーバブルで使う人も増えているので、個人のニーズもあると思いますね」と話していた。
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