アキバで人気のUSB扇風機、今は「実用的なものが売れている」古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2011年05月30日 10時31分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

「Sandy Bridgeの遊び方が増えてきました」――割安Z68やサーバ向けマザーが登場

ソフマップ秋葉原本館のCPUケース。新CPUではCore i5-2405Sが人気を集めているという

 先々週末にインテルからSandy Bridgeの新ラインアップが7種類追加された。GPUをIntel HD 2000からHD 3000に強化した「Core i5-2405S」(1万8000円前後)や「Core i3-2105」(1万2000円前後)を筆頭に、内蔵GPUのハードウェアエンコード機能を省いた「Pentium G850/G840/G620T/G620」(8000円前後〜6000円前後)といった下位ラインアップを拡充。より安価な構成で最新プラットフォームのマシンが組めるようになっている。

 加えて、マザーボードの選択肢も増えている。先週登場したのは、BIOSTAR初のZ68マザー「TZ68A+」だ。DVIやHDMI出力を搭載したATXマザーで、価格は1万3000円弱。入荷したパソコンショップ・アークは「低価格ながらZ68の機能がひと通り使えるので、ある程度安定した人気を獲得すると思います。Z68マザーはまだそこまでヒットしていませんが、こうしたバリエーションが増えることで、組もうと思う人が増えてくれればうれしいです」と期待していた。

 ASUSTeKからはIntel C204を採用したサーバ向けのmicroATXマザー「P8B-M」がデビューしている。Sandy BridgeのXeon版「E3-1200」シリーズに対応するほか、LGA 1155タイプのCore i3やPentiumも搭載できる。PCI Express x16スロットや、2基のSATA 3.0ポートなどを備えるほか、オンボードグラフィックスの「Aspeed AST2050」が特徴だ。

 PC DIY SHOP FreeTは「Xeon E3 1220LなどはSandy BridgeながらGPUを内蔵していませんが、これならGPUがマザー側にあるので、グラフィックスカードなしでも映像出力できます。LANを経由してサーバーをマネジメントできるモジュールが付いているので、低消費電力で静かに運営するのに向いていますね」と語る。

 さらに、近日中にZ68で初のmini-ITXマザーも出回る見込みだ。ZOTACの「Z68 GT430 ITX-WiFi」と「Z68 ITX-WiFi」で、予価は2万4000円前後と2万円前後。Z68 GT430 ITX-WiFiは、Z68チップセットに加えて、GeForce GT430をオンボードしており、2基のDVIと1基のHDMI、Display Port端子を搭載しているのが特徴だ。

 対するZ68 ITX-WiFiはスタンダードな構成のZ68マザーで、2基のDVIや1基のHDMI端子、mini Display Portを搭載。PCI Express x16スロットを備えているのが魅力といえる。「小型マシンで3〜4画面のマルチディスプレイ環境を構築するもよし、SATA 3.0で高速なストレージ環境を作るもよしと、穴のない構成です。あらかじめ構成を考えておけば、かなりコンパクトな自作マシンが組めるようになっています。選択肢を広げる意味で期待できるマザーです」と話していた。

BIOSTAR「TZ68A+」(写真=左)。ASUSTeK「P8B-M」(写真=中央)。PC DIY SHOP FreeTに張られていた「Z68 GT430 ITX-WiFi」と「Z68 ITX-WiFi」の予約受け付けPOP(写真=右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー